2023.10.09
名東区の地下鉄東山線一社駅から歩いて3分の場所に、10月10日(火)オープンの自家焙煎カフェ『FARMERS PASSION COFFEE』。
ネパールに直営の珈琲農園をもつ「FARMERS PASSION(ファーマーズパッション)」が運営する豊川のカフェ『mol cafe』の姉妹店。
森林農法による栽培から精製、焙煎まで手がけたこだわりのコーヒーはもちろん、自家栽培したスパイスを使用したスパイスカレーや、従来廃棄されてきたコーヒーの果皮「コーヒーピール」を原料にしたクラフトコーラやタルトもラインナップ。
①コーヒーの森を丸ごと味わえるがテーマの多彩なメニュー
②通常は廃棄するコーヒーピールを使ったスイーツやドリンク
③自家製5種の豆は量り売りやテイクアウトも可能です
店主の池島英総さんは、2008年からネパールで現地農家のボッダ・ラジ・アリアルと森林農法(アグロフォレストリー)によるコーヒー栽培に取り組んできました。
こだわりは、その土地が持つ個性を生かすこと。
背の高いバナナはコーヒーノキを直射日光から守り、ハバネロ等のスパイスは天然の虫よけ剤の効果を果たすなど、豆の原料であるコーヒーノキはもちろん、ジンジャー、チュトロ、シナモン、バナナ、レモングラスなど多様な樹木が茂り、互いが寄り添うようにして宝石のような実をつける育て方をすることで、コーヒーはもちろん、一緒に育てた作物もまるごと利用できる環境を作り上げました。
『FARMERS PASSION COFFE』では、こだわりの自家製コーヒーだけではなく、一緒に育ったハーブやスパイスも丸ごと味わってもらおうと、ハーブティーや自家製チャイ、スパイスカレーなど多様なメニューを展開。
自家製スパイスカレー
2種のあいがけカレー1,200円
コーヒーと一緒に栽培されていたスパイス2種類を使用したスパイスカレー。
スパイスの味がガツンとくるのに辛すぎず、しっかりと野菜の味わいも楽しめるところが魅力です。
タルト(無花果)
私たちが味わうコーヒーは、コーヒーの木の種子の部分。これまでコーヒー業界では、果皮(コーヒーピール)が大量に廃棄されてきました。
しかし、実はこの果皮、ポリフェノールや鉄分が豊富なスーパーフード。
『FARMERS PASSION COFFE』では、これまで破棄されていたコーヒーの果皮を使ったクラフトコーラや、果皮を練りこんだ生地で焼き上げた季節のタルトを提供。
現在、提供しているタルトは無花果、サツマイモ、パンプキンなど。栄養豊富でフードロス削減にも貢献するタルトは、店主のイチオシスイーツなんだそう。
コーヒーの美味しさは、栽培方法、精製方法、焙煎方法が決め手に。
『FARMERS PASSION COFFEE』はアグロフォレストリーで栽培したコーヒーの木の完熟豆だけを手摘み。自社独自の精製方法と焙煎方法の組み合わせを変えて5種のコーヒー豆を販売しています。
初めて来店した人にオススメのコーヒーは、苦味と甘味のバランスが良い「ハニー×ミディアム」。これまで飲んできたコーヒー豆との違いを実感することができます。
また豆の量り売りにも対応しており、7:30~からコーヒーのテイクアウトも可能です。
「今回、念願だったコーヒーの森を丸ごと味わうをコンセプトにしたお店を名古屋市名東区一社に出店。
僕らはオーガニック栽培にこだわる過程で「アグロフォレストリー農法」を見出し、珈琲と一緒にハーブやスパイス、果実を栽培。
珈琲の育ちやすい環境を作るためですが、一緒に栽培した農作物は全て大事な宝物なので、そのような農作物も一緒に楽しんでいただければと思います。
今後は、コーヒーの森の豊かな魅力、コーヒー栽培への情熱や、輸出までの精製加工の工程のこだわりも含めて、コーヒーの森の魅力を発信していきたいです。
オープンに合わせて来日した現地スタッフとのコミュニケーションも楽しんでみてください」。
FARMERS PASSION COFFEE
2023.10.09