2023.03.03
名古屋市西区浄心駅から歩いて3分ほど。東海エリアでは他にはないグルテンフリー専門の弁当屋『みちのり弁当』がオープンしました。
店主が小麦アレルギーを発症したことで味わった様々な苦労がオープンのきっかけになったそうで、小麦アレルギーの人も安心して味わえるように、小麦をはじめとする麦類は一切使用しないことはもちろん、麦類の混入を徹底的に防ぎながら調理・販売しています。
『みちのり弁当』では小麦に加えて大麦、ライ麦、オーツ麦も不使用。微量のたんぱく質でもアレルギー反応が出てしまう人も、ご安心を。また食材の調達・調理工程で小麦が混入する「コンタミネーション」を防止するために以下の取り組みも実施しています。
-コンタミネーション防止のために-
●店舗に麦類を持ち込まない
●リースではなく新しい厨房機器を使用
●ユニフォームは持ち帰らず店舗で洗濯
お弁当は「みちのり弁当」「魚のり弁当」「肉のり弁当」の3種類。その他にも、唐揚げやコロッケといった揚げ物、きんぴらごぼう、ポテトサラダなどの惣菜、おにぎり、味噌汁、どら焼きも販売しています。またECサイトも同時オープンで、米粉を使用したラーメンの販売も順次行っていくそうです。
注文後に揚げる「あおさのちくわ天」が主役。もちろん小麦粉を使わずに衣を作っています。卵焼き、にんじんしりしり、小松菜の麹和え、きんぴらごぼう、椎茸の佃煮、さつまいもの甘露煮、ゆず大根と、副菜たっぷりで彩り豊か!
●肉のり弁当
一番人気の「肉のり弁当」のメインは「黒酢チキン南蛮」。お酒に漬け込んでとにかくジューシー!お肉と衣が、風味豊かな甘酢とよく合います。自家製の新生姜タルタルもアクセントに、ボリューミーですが、ペロリといただけます。
スチームオーブンで蒸気を含ませながら、ふっくらと焼き上げた「すだち塩さば」がメイン。旨みたっぷりで、食欲をそそるすだちが爽やかに香ります。プラス150円で鰆(さわら)の西京焼きにバージョンアップも可能です。
またテイクアウト店ですが、できる限り脱プラを目指して植物由来の素材を積極的に取り入れています。また店舗も新築せず改築することで、解体によるゴミの排出量も減らしています。
店舗は築年数60年の木造建築を再利用。元の建築に加えてファサードにも木を配し、建築にもぬくもりあふれる世界観を演出します。前面ガラス張りで、調理時の安心・安全も視覚的に確認することができます。
コンセプトは“ここから”。小麦アレルギーを発症したことで閉ざされてしまった“自由に食べる”“人と分かち合う”楽しみが『みちのり弁当』から始まる!お店の背景や食材・調味料の道のり(製造過程)を語ることができ、また海苔弁当を提供することから『みちのり弁当』と名付けられています。
料理の監修に料理家の中辻健太さんを、またパッケージのイラストにイラストレーターの中山信一さんを起用。グルテンフリーの門戸を開くことで、小麦アレルギーの人もそうでない人も垣根なく、ひとつの食卓で食事を楽しめる未来を目指しています。
生産者のお母さんに漁師、畜産農家と味に合わせたパッケージで、それぞれの「みちのり」をイメージして描かれています。
みちのり弁当
2023.03.03