【旅カフェ】絶景と美食を求めて…世界農業遺産の能登半島へ里山里海のカフェめぐり！

この秋は少し足を延ばして、石川県の能登半島へ。これからの季節にわざわざ行きたい、旅の目的地のひとつに最適な里山里海のカフェを紹介します。美食も絶景も空間も、大自然のそばにあるカフェならではの魅力が満載です！

日本列島のほぼ中央に位置する石川県北部。国内で初めて世界農業遺産に認定された「能登の里山里海」。

美しい里山里海の風景と、そこで営まれてきた伝統的な農林漁業、揚げ浜式製塩法、祭礼などが評価され、平成23年6月に能登半島は日本で初めて世界農業遺産に認定されました。

能登半島ならではの
自然を生かしたカフェへ

農林水産業と人々の暮らしとともに、古の文化や景観を守り続ける能登半島へ、絶景と美食を求めて…。日本の原風景を愛でる癒しの旅カフェへ行こう！

●Noto Cafe①
白米千枚田を一望する絶景カフェ

千枚田珈琲

能登の里山里海を代表する国指定文化財名勝『白米千枚田』を一望するカフェ『千枚田珈琲』。『白米千枚田』と、その奥に日本海が広がる雄大なロケーションとともに、癒しの時間を過ごせます。

空き家だった古民家を改装。経験豊富なオーナーパティシエの技も光る、能登半島ドライブの目的地にしたい絶景カフェです。

日本の棚田百選にも選ばれている『白米千枚田』を眺めながら過ごす贅沢な時間。唯一無二のティータイムを過ごせます。

『白米千枚田』の絶景に負けない、美味しいスイーツとコーヒーをお届けするのはシェフの牧田翔さん。東京でパティシエとして活躍していた牧田さんが、落ち着いた雰囲気で働きたいという思いから能登半島へ移住。

輪島の塩はもちろん能登町特産の赤崎イチゴや、奥能登エリアのブルーベリーなど季節のフルーツを、農家から直接仕入れるこだわりで、実力派シェフによる能登半島ならではの本格スイーツを自家焙煎のコーヒーとともに味わえます。

こちらはフランス片田舎の定番アイス。優しいハチミツの甘さに、レモンとオレンジピールで苦みや爽やかさも魅力です。ヌガーグラッセ650円

千枚田の夕焼けをイメージした、深煎りの自家焙煎ブレンド「アイスコーヒー」500円と、シュー皮上部に輪島塩をかけた、看板スイーツの「輪島塩の特製シュークリーム」300円。

●Noto Cafe②
オーシャンビューカフェでほっとひと息

しお・CAFE

『しお・CAFE』は、雄大な日本海に面した奥能登珠洲市の片岩地区にあります。背後に奥能登の丘陵地が迫るこの一帯では、古くから揚げ浜式の塩作りが行われていました。

その片岩で長い間、空家になっていた古民家が、金沢工業大学の竹内申一教授と、ゼミの学生による若い感性で、オシャレなカフェ&ショップとして生まれ変わりました。

1階のカフェスペースは、歴史あふれる木の質感を生かした、くつろぎの空間。特に印象に残るのは天井の天窓で、心地良い太陽の光が1階まで降り注ぎます。

道路を挟んで、すぐ目の前が日本海という好立地。カウンター席の正面にオーシャンビューが広がる、最高のロケーションです！

2階にある渡り廊下は、海風と潮の香りを堪能できる特等席。また1階も2階も日本海に面して大きな窓が設けられているから、運が良いとイルカが泳ぐ、奥能登のダイナミックな海を眺めることができます。

2階スペースのフォトスポット。能登の里海をイメージしたグレープフルーツテイストの「里海」と、能登の里山をイメージした鮮やかなグリーンのキウイとオレンジテイストの「里山」。しおサイダーカクテル（ノンアルコール）各450円

SNS映えも狙えるパンケーキの「エッグインクラウド」には生地に「しおサイダー」を加えるなど、能登半島ならではのアレンジを効かせた様々な料理やスイーツを楽しめます。

2階はギャラリー&ショップスペース。手土産に最適な「しおサイダー」や「しおポテトチップス」等を販売しています。

奥能登の地サイダー「しおサイダー」や「能登の里山サイダー」。名産の塩とブルーベリーのサイダーがほっとひと息、癒してくれます。

能登半島のカフェを目指して
スロー&ナチュラル旅

名古屋から少し足を延ばして、能登の里山里海とともに癒しのひとときを。王道の観光スポットももちろん良いけれど、これからの季節、目的地にしたいのは能登半島のカフェ。

実り豊かな里山里海が織り成す絶景と美食のカフェで、日々の疲れをリフレッシュしてみては？

出典：Cheek10月号/秋号

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