今イチオシの注目バンド【The Songbards】インタビュー/心に染みる新曲、名古屋の思い出etc.

 

「同じ時代に生きている人として、一緒に歳をとっていく一つの存在として、少しでも生活に寄り添えるような存在として感じてもらえたら嬉しい」

―上野皓平

 

「それぞれの生き方によって歌詞の解釈が違ったり、同じ人でも、時間が経過するにつれて、変わって聞こえる部分と変わらずに聞こえる部分がある。そんな楽曲として受け取ってもらいたい。」

―松原有志

 

 

そう話してくれるのは2017年に神戸で結成された4ピースバンド The Songbardsの松原有志(Gt/Vo)さんと、上野皓平(Vo/Gt)さん。結成わずか2年でメジャーデビュー。「RO JACK」や「SUMMER SONIC」などの大型フェスオーディションを総ナメにし、ワンマンライブもSoldOut。今注目のバンドです。

 

先月2020年6月17日には新曲『窓に射す光のように』が配信リリース。柔らかなギターサウンドと、息の合ったコーラスワークが心地よく、そのメロディに乗せられた優しくも強い願いが込められた詩が、まるで心に光を灯してくれるかのよう。

 

「レコーディングのタイミングが今回の自粛期間と被り、あと少しで完成というところで一度延期になりました。今までで初めての経験だったので歯痒い気持ちもありましたが、その期間があったからこそ完成のイメージを整理することができたという部分もあると思います。」(松原)

 

「ファーストフルアルバム『CHOOSE LIFE』の製作期間にはすでに出来ていた曲なのですが、長田弘さんの詩に影響を受けて、サビの歌詞ができてから1コーラス一気に作ったのがはじまりでした。そこから他のメンバー含めて全体を作っていったのですが、有志がつけてくれたギターソロがとても良くて気に入っています。コーラスワークもいつも以上にこだわったところなので注目して聞いてもらえると嬉しいです」(上野)

 

ありふれた日常や、いつもすぐそばにある光や愛など、目に見えない素晴らしいものの尊さを気づかせてくれるこの楽曲。二人の、日常で大切にしているひとときについて聞いてみると、、

 

「人がどう思っているか、どう見られるかを気にせずに何かに打ち込めている時間」(松原)

 

「公園の芝生でゴロゴロすること、瞑想をすること、歌を歌うこと」(上野)

 

するりと心に届く柔らかいサウンドの魅力は、そんな自然体を大切にしているお二人だからこそ生まれているのかも。今作はもちろん、これまでの楽曲も、製作の中心にいるのは松原さんと上野さん。意外にも”仏教”という思想が音楽に影響を与えているのだとか、、?

 

「その時に興味があることを好きなだけ掘り下げたりしていることが、自分たちの曲作りに影響を与えていると思います。個人的には仏教的な思想が自分の中に根強く残っています」(上野)

 

「僕も学問としての仏教的な思想からはインスピレーションを多く受けていますが、メンバーや他の人との会話、映画や、他のアーティストの活動や作品など、あらゆるものから影響を受けています」(松原)

 

そしてサウンドのみならず、ジャケット写真やアートワークもメンバー自身で担当。スペックの高さに感服させられっぱなしだが、気になるのは”どんな方たちなのか”というところ。お二人の視点で教えていただきました。

 

上野皓平(Vo./Gt.)について

「皓平は温厚でストイック。ふざけるのもうまい」(松原)

 

松原有志(Gt./Vo.)について

「有志は、責任感が強く、はっきりと物を言えて頭がいいですが、子供っぽさも持ち合わせています。あと動物が大好き」(上野)

 

柴田淳史(Ba./Cho.)について

「しばっちゃんは、僕の中学校の同級生。しっかりしているように見えてたまに抜けています。登山とコーヒーが好き。」(上野)

 

「波風たてなくて、我慢強い」(松原)

 

岩田栄秀(Dr./Cho.)について

「よしひでは、高身長で雰囲気があって、デザイン担当でかっこいいが、一番子供っぽい側面があります。おしゃれ」(上野)

 

「向上心があるなか、子供っぽいところがギャップです」(松原)

 

直してほしいところも聞いたのですが、お互いに「なし」との返答。仲の良さがうかがえたところで、人気者ランキングをつけるとしたらと聞いてみると、1位は柴田淳史、2位に松原有志、3位に岩田栄秀、と上野さんが答えてくれた。

 

「しばっちゃん(柴田淳史)は爽やかで、第一印象が一番いいと思います。有志は話すのがうまいし、信頼感が持てるので2位、栄秀はミステリアスな雰囲気とかっこよさで近寄りがたさがあるのではないかと思って3位にしました。」(上野)

 

外出自粛期間中は、

 

「曲作りや調べものをしたり、映画を観るなどしていました。夜にランニングでいろんなところに行くのが楽しかったです」(松原)

 

「本を読んだり、映画を観たり、弾き語りをしたりしていましたが、特に初めて断食をしたのが印象に残っています。マイブームはきんぴらごぼうです。」(上野)

 

と、自身の時間を大切に使われていたお二人。つい先日、新たな挑戦として三部作を始動、その第一章となる3rd Mini Album『SOLITUDE』(ヨミ:ソリチュード)を9月23日にリリースすることを発表!今後の活動からも目が離せない彼らの目標はどんなものだろう??

 

「新しい曲の製作と発表は常に次の目標です。今後は新しい機材を使ったサウンドの追求にも挑戦したいです。」(松原)

 

「バンドとしての具体的な目標は、日比谷野外音楽堂、武道館でライブをすることです。目指すアーティスト像としては、音楽を通して人間的に成長できたらいいなと思っています。」(上野)

 

最後に名古屋での思い出と印象を聞いてみました。

 

「名古屋での初めてのライブはサーキットイベントだったのですが、お客さんが一人でした。今では沢山の人がライブに来てくれるようになりました。名古屋のお客さんの、一緒に楽しんでいる感じがとても好きです」(松原)

 

「名古屋でタクシーに乗った時、運転手さんが”名古屋の名物は茶色いもんばっかりやからだめだ”と言っていたのがとても面白くて印象に残っています。運転手さんだけかもしれませんが、名古屋のそういう自虐的なところが面白くていいなと思いました。また名古屋にライブしに行けることを楽しみにしています」(上野)

 

心地よいサウンドに、強い思いがのせられた詩が心に染み渡る新曲『窓に射す光のように』は、The Songbardsだからこそ紡ぐことができる楽曲。メンバーの魅力とともに、その音色に酔いしれてみて。

 

 

 

 

The Songbards プロフィール

2017年3月神戸で結成された4ピースロックバンド。UKロックに影響を受けたツインギター&ヴォーカルと、息の合ったコーラスワークが特徴。バンド名は、敬愛するThe Beatlesからインスパイアを受け命名。イージーリスニングで聴けば、鳥が鳴いているような心地よいサウンド、歌詞に注目するとしっかりと詩的表現が含まれている、という意味を込めた「Songbird=さえずる鳥」×「bard=吟遊詩人」のダブルミーニング。

 

【オフィシャルサイト】

https://thesongbards.com/

【Twitter】

アカウント:@TheSongbards

【Instagram】

https://www.instagram.com/thesongbards/

【Youtubeチャンネル】

https://www.youtube.com/c/TheSongbardsChannel

 

 

NEW RELEASE

3rd Mini Album 『SOLITUDE』

2020年9月23日発売!

1.孤独と海

2.リトル・ヴァンパイア

3.Dream Seller

4.夏の重力

5.窓に射す光のように

 

(完全限定生産盤)

CD+書籍 [VIZL-1783 / 2,300円 +tax]

Mini Album “SOLITUDE”の世界観を、Vo./Gt. 上野皓平による収録曲と呼応する書き下ろしの短編詩、短編詩を彩るライブペインティングパフォーマー近藤康平氏のイラスト、メンバー監修のコンセプトフォトで表現した、全36ページの豪華書籍・マテリアルブック「LATITUDE」付き。

 

(通常盤)

CD [VICL-65406 / 1,500円 +tax]

※CD収録内容をスマホで楽しめるプレイパス対象商品

 

<The Songbards ‐ 3rd Mini Album “SOLITUDE” Trailer>

 

 

Digital Single 『窓に射す光のように』

配信中!

https://jvcmusic.lnk.to/songbards_mado

 

 

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