厳しい季節を越えて、麗らかな季節の訪れを祝うかのように咲き誇る桜。日本ならではの、季節を彩る鮮やかな景観を愛でに出かけませんか。名古屋から行きたい桜の名所を紹介します。
――『おでかけ大人旅12』より
徳川家康公が生誕した『岡崎城』を中心とした『岡崎公園』は、名城百選、都市公園百選、日本さくら名所100選に 選定された市民の憩いの場。毎年3月中旬になると、園内と周辺の乙川・伊賀川沿いの約800本のソメイヨシノが蕾をほころばせ、辺り一面春の装いに。満開の時期には視界いっぱいに桜吹雪が舞い踊り、その景観は圧巻の一言。 特に、岡崎城と桜とのコントラストは和情緒に溢れ、この季節ぜひ心に刻んでおきたい絶景だ。桜まつり期間中はライトアップされた夜桜を観賞することも。日中とは違った表情を見せる、幻想的な春の宵を堪能するのもお勧め。
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岡崎の桜まつり
岩倉市の中心部に約7.6㎞にわたって流れる 「五条川」。両岸には約1,400本もの桜並木が 続く。まるで桜が川面を覆い尽くすように咲き乱れる姿を見ようと、毎年見頃には多くの人で賑わう人気のお花見スポット。3月27日(金)~4月 5日(日)の「岩倉桜まつり」 開催期間中は、夜桜のライトアップやのんぼり洗い、山車の巡行が行われる。
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岩倉桜まつり
継体天皇のお手植えで、樹齢1500年とも伝えられる国の天然記念物。名前の通り、つぼみは薄いピンク色、満開になるとつややかな白に変わり、散り際には淡い墨色を帯びる独特の美しさがある。周辺には軽食やお土産物の出店も。
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根尾谷の淡墨桜
カンヒザクラ系とハヤザキオオシマザクラ系の自然交配から生まれ、河津町に原木があることから、昭和49年にカワヅザクラと命名され、昭和50年に河津町の木に指定された早咲きの桜。伊豆の温暖な気候と早咲きの特色を生かし、見頃は2月中旬~3月上旬になることが多い。 約4kmにわたって続く河津川の桜並木はもちろん、河津城跡公園のハイキングコースからの眺望も必見だ。
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河津桜まつり
だんだん暖かくなってきて、いよいよ桜の季節が到来しますね!スポットにより祭りや見ごろなど時期が異なるので、細かい日程をチェックして桜の絶景を拝みに訪れてくださいね!
NAGOYA. ライター