見た瞬間驚いて、思わず手を合わせてしまう。東海エリアにはそんな大きくて 立派な大仏様が各地に点在しています。その大きさと美しさを体感できるスポットをご紹介します。月刊Cheek2月号よりお届け。
名古屋市にある曹洞宗の寺院・桃巌寺。開基は天文年間で末森城主であった織田信行が父・信秀の菩提を弔うために建立。歴史ある古寺で大きな存在感を放つのが、本尊10m、台座高さ5mの全長15mの大仏様。全身は鮮やかなグリーンで彩られ、目、唇、耳等には金箔が施されています。 他、最大級の木魚など見どころが満載です。
桃巌寺
本尊の御嶽薬師尊は誓願をすると病気を除き、不具を癒やし、悟りへの道に到達するといわれています。開祖は布袋町在住の故前田秀信さん。四十三歳のときに夢のお告げがあり、人々を病気の苦難から助けようと建立を決意。昭和29年3月24日に開眼、その日を記念し毎年春季大祭日として賑わっています。年末年始のライトアップも注目。
布袋大仏
日本三大仏のひとつとして数えられる大仏様で、乾漆仏としては日本一の大きさを誇ります。大イチョウを直柱として、骨格は木材で組み、外部は良質な竹材料と粘土で作られ、 その上を一切経で糊張りをし、漆を塗り、金箔を置いて仕上げています。優しい表情と荘厳さ、そして静寂の大仏殿は癒しの空間です。
正法寺
寺の大日堂に鎮座する「宝冠大日如来」。 1,200年ほど前の中国玄宗時代に作られた名作で、高さ5m、1013体の小さな仏像が刻まれた大蓮台の上に座る坐像です。その手で結ばれた独特な印形が、ラグビーの五郎丸歩選手の「五郎丸ポーズ」に似ていることから話題を集めています。参拝後に、同じポーズでお参りをしてみては。
関善光寺
個性豊かな様々な大仏に会いに行ってみてくださいね
NAGOYA. ライター