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毎年1月 第4日曜日に開催されている日本最南端のマラソン大会『石垣島マラソン』。沖縄の離島、石垣島で開催されているマラソン大会です。
石垣島は、沖縄本島よりもさらに南、大小23の島々から構成されている「八重山諸島」の一つ。那覇空港を利用して約60分で訪れることができます。
本州では冬真っ只中でありますが、石垣島では平均気温約18℃と暖かく、走りやすい、というのが一つの特徴。例年、県外からも多くの参加者が集っています。
※2022年はコロナ禍の影響を受け、3月20日(日)に延期となりなりました
はじまりは、1987年から2002年まで毎年開催していた「八重山マラソン」。大会の運営を当時の教育委員会市民スポーツ課に引き継いだことをを契機に、名称が「石垣島マラソン」に定められ、2003年に「第1回石垣島マラソン大会」が開催されました。
『石垣島マラソン』のコースは、10㎞、21㎞(ハーフ)、フルマラソンの3種類。気候は暖かく走りやすいですが、起伏が激しい道のりや、1日の中でも天候や気温が変動しやすい、という島ならではの洗礼もあります。
コロナ禍で近年は開催されていませんが、通常であれば大会終了後イベントとして「交流パーティー」が開催されています。石垣市出身のアーティストを招いたり、島民による地元の伝統芸能の披露、飲食店の出店など、催しが満載!県内外の人々が一同に集まり、コミュニケーションを楽しめます。
毎年参加賞としていただけるのが、記念Tシャツ!島内のクリエイターを対象にデザイン募集がかけられ、その年のデザインが決定します。その年年で全くデザインが異なるので、とっておきの思い出になること間違いなし!
また第19回の大会では、記念Tシャツに加え、オリジナルマスクも用意されました。
マラソンを完走した際にいただける「完走メダル」も石垣島マラソンの魅力の一つです。地元の土を使ったやきものとなっていて、就労継続支援施設である窯元で、型押しや素焼き、色付けなどの一連の作業を行い焼き上げています。毎年色が異なり、コレクションとして集めている参加者も多いとか。
また完走メダルを市内の指定店舗で提示すると、お得な特典をゲットできるサービスも同時で行われています。大会の翌日は島めぐりも思う存分楽しんで。
そして大会の魅力の一つとして忘れてはならないのが、この島ならではのロケーション!さとうきび畑やパイン畑、牧場といったのどかな風景の中を走ることができます。
スタート地点は、石垣市中央運動公園陸上競技場。そこから島を時計回りに一周するようなコースが設定されています。
コース沿線の代表的なスポットといえば、フルマラソンのコースでいうと、まずは「名蔵大橋」。名蔵湾への視界が開け、潮風を感じながら走ることができます。
ハーフのコースでは、バンナ岳に位置する海の見える公園「バンナ公園」の横を走り抜けます。生い茂る南国の木々を横目に、目の前の青い海めがけて坂道を下る、、、終盤の苦しいコースではありますが爽快感は抜群です!
また、こちらも近年のコロナ禍で自粛気味ではありますが、沿道での島民による応援も名物の一つ。パーランクー(エイサー太鼓)を使って応援している方や、給水所にはフルーツとともに黒糖が用意されていたりと、島文化を感じられます。
石垣島マラソンの主催である、石垣島マラソン実行委員会事務局(石垣市企画部スポーツ交流課内)の担当・多良間さんよりコメントをいただきました。
石垣市企画部 スポーツ交流課
「石垣島マラソンの魅力は、本島とは異なる温暖な気候と、島ならではのロケーションです。アップダウンもあり苦しいとの声もありますが、完走率は例年90パーセント。多くの方に楽しく走っていただいています。
現在はコロナ禍ということもあり、皆様への理解をいただきながら開催することへの難しさも感じておりますが、東京オリンピック(2021)の規定など様々な大会の最大限の対策を取り入れながら準備を進めております。本大会が定めさせていただいている規定に基づき、ご理解いただいた上で、コロナの対策をしながら全力でマラソンを楽しんでいただけたら幸いです。
また、石垣島の魅力として、八重山諸島の一つであることがあげられます。石垣島を拠点に、竹富島、西表島、小浜島、波照間島・・・個性豊かな島々へ気軽に訪れることができます。大会をきっかけに石垣島へ訪れていただいた際には、ぜひ石垣島だけではなく、そのほかの離島にも合わせて足を運んでいただき、八重山の楽しさを体感していただけたら幸いです。」
ここからは石垣島マラソンの参加と合わせて巡りたい、石垣島のオススメスポットをご紹介します!自然・食・体験など、素敵なスポットが満載なので、ぜひ訪れてみて!
石垣島の北西部にある名勝地。エメラルドグリーンの海と白い砂浜、点在する無人島が織りなす景色が美しく、日本百景にも選定されています。ガイドブックにも掲載される、石垣島に行ったら必ず訪れておきたい定番のスポットです。
とても美しい海なのですが、遊泳は禁止。写真にも写っている船・グラスボードに乗船すると、サンゴや熱帯魚など海の中の様子を除くことができ、人気なアクティビティの一つとなっています。
川平湾
石垣島と西表島にしか生息しない固有種・ヤエヤマヤシ。石垣島では米原地区にのみ群生しており、国定天然記念物や、沖縄県の準絶滅危惧種にも指定されています。
「米原ヤエヤマヤシ群落」では、20~30m級のヤシが群生し、まるでジャングルのようなダイナミックな景色を楽しめます。遊歩道が整備されているので、冒険気分で散策を楽しんでみて。
近くにはヤエヤマヤシの発見と命名をしたという「佐竹利彦 椰子記念館」もあるので、合わせて立ち寄ってみるのもオススメ。
米原ヤエヤマヤシ群落
石垣島の名勝「名蔵湾」を一望する丘に位置するテーマパーク「石垣やいま村」。園内には古き良き八重山の家並みが再現され、石垣島の伝統文化を全身で体感することができます。
琉球衣装体験や、マングローブ散策、シーサー色付けなど様々な体験が楽しめますが、なかでも小さくてかわいいリスザルとのふれあいが大人気です!自然に近い環境でのびのびと飼育されたリスザルに癒されて。
石垣やいま村
石垣島に来たなら石垣牛を!ということでオススメなのが、ブランド牛“石垣牛”を専門で扱う精肉店が営む焼肉屋「虎壱精肉店」。 店主自らセリに出向き、確かな目利きで一頭買い。商品づくりから販売まで一貫して行い、毎日上質な肉だけを提供してくれます。食べ方の提案もはずれなしなのでぜひ試してみて。
ランチには牛汁や牛そばの提供もしています。
虎壱精肉店
こちらのお店のオススメは「牛汁」と「牛そば」。牛肉の様々な部位を丸一日炊き込み仕上げた、肉のうまみが染み渡るスープをベースとしています。ホロホロと柔らかいお肉もたっぷり盛られ、ボリューミーで満足感も◎。付け合わせのヨモギの葉(フーチバー)と一緒にいただくのが現地流です。
そのほかにも、ミニそばがセットとなった、とんかつ定食や豚みそ炒め定食、からあげ定食なども展開。
あらかわ食堂
モーニングからランチ、カフェタイムを通して、島で採れた食材をふんだんに使用したメニューが満載のこちら。潮の音に心癒されながら、島の恵みをダイレクトに感じることができます。敷地内にはビーチへの抜け道も。
島野菜CAFE RE:HELLOW BEACH
自然豊かな石垣島は夕日もとってもキレイ。 今回数あるビュースポットの中から選んだのは、ステキなリゾートホテルを抜けた先に広がる天然ビーチ。海にまっすぐのびる桟橋の上からの眺めも、浜辺から見る夕日と桟橋の共演も捨てがたい。宿泊しなくても気軽に利用できる、太っ腹なところも嬉しい!
フサキビーチ
八重山諸島の作家作品を中心に、沖縄本島のアイテムや、お店オリジナルのTシャツなどを取りそろえる「Kayak 八重山工房」はお土産選びに最適!やきものやアクセサリー、ガラス、革製品、木工製品など幅広い品ぞろえを展開しているので、お気に入りがきっと見つかるはず。
店主さんによる案内もとっても丁寧なので、商品について疑問点や相談があったらぜひ声をかけてみて。石垣島のオススメスポットなども教えてくれます!
Kayak八重山工房
「石垣港離島ターミナル」目の前の絶好のロケーションに、2020年夏、オープンをしたホテル「THIRD石垣島」。リラックスした体験を楽しんでもらえるようにと、ホテル内での食事や、アルコールを含むドリンク、共有スペースなどすべてのサービスが含まれたオールインクルーシブを採用している、石垣島の中でも数少ないホテルです。
客室は全28室。白を基調としたシンプルな空間。2名で利用できる「ツインルーム」や、ファミリーや女子旅にぴったりな「ファミリールーム」、なんと客室にサウナが付いている「サウナスイートルーム」など、個性豊かに揃います。
いただける朝食や、カフェ&バーでの提供メニューも楽しみの一つで、「THIRD石垣島」独自の色が光ります。島豆腐のハンバーグや、さんぴん茶のチーズケーキ、沖縄産食材を使った自家製泡盛にも注目です。
共有スペースには、アートやトラベル、カルチャーなど様々なカテゴリの本が厳選された「ブックラウンジ」や、屋上に設けられた開放的なテラス「ルーフトップテラス」など、絵になる空間がたくさん。ホテルステイを居心地よく過ごせる工夫が随所にちりばめられています。
THIRD石垣島
沖縄県石垣島へは常滑・セントレア中部国際空港から、ANAの直行便が運行しています。おそよ2時間40分で到着するので気軽に遊びに行くことができますよ。また沖縄本島からは、那覇空港を利用して約60分で到着!運行本数が多いので、本島経由も便利です。
※コロナ禍の影響によりフライトの運休や変更が生じている可能性があります。運航情報については各航空会社の公式サイトなどでご確認ください。
本州はもちろん、沖縄本島とも異なる景色や伝統文化が根付く石垣島。その土地の恵みを全身で受け止めながら走ることができる『石垣島マラソン』で唯一無二の体験をしてみてはいかがですか?大会前後には八重山諸島の島々で観光を!とっておきの思い出となること間違いなしです!
【住所】
〒907-8501 沖縄県石垣市字真栄里672番地
【電話番号】
0980-82-1212
【FAX】
0980-82-1911
【e-mail】
イベント情報
石垣島マラソン
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