15周年の集大成
藤田麻衣子の2021年の歩み
切ない恋愛ソングや人生の応援ソングなどで、若い女性を中心に老若男女の幅広いファンを持つシンガーソングライター藤田麻衣子。
1月には、文化でナゴヤを応援する〈きみのあした♪プロジェクト〉とコラボした楽曲『きみのあした』を配信リリース。3月3日には、デビュー15周年を記念して、弾き語りリクエストベストアルバム『15th Anniversary 弾き語りBest』をリリースと、2021年の歩みも止まらない。出身地である名古屋の地から、その魅力にフォーカスしてみた!
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2020年よりスタートしている、名古屋市文化振興事業団×愛知芸術文化協会(ANET)×藤田麻衣子による、文化でナゴヤを応援する〈きみのあした♪プロジェクト〉。その一環で、2021年1月20日に配信リリースしたのが、応援ソング『きみのあした』だ。
「専門学校を卒業してすぐ、文化振興事業団主催のミュージカルに出演したんです。その経験は音楽活動をスタートするきっかけにもなりました。今回のプロジェクトはそんな文化振興事業団さんも関わっているとのことで、ぜひ参加したいと思いましたし、デビュー15周年というこのタイミングでご一緒でき、とてもご縁を感じました。」
曲中にナゴヤの人々の歌声を入れるというのは彼女のアイデア。コロナ禍という状況下で方法を模索しながらも、頑張っている人の背中をそっと押してくれる、一人ひとりの想いが込められた暖かい楽曲が完成した。
「制作の段階からみんなの歌声を入れたいという思いがありました。本当だったらライブでみんなの声の音源を録ることができるんですけど、このようなご時世なので難しくて。皆さん自身で録ってもらった歌声を募集しました。出来上がりは自分の想像していた予想以上の迫力あるもので、すごくうれしかったです。」
そんな楽曲の世界観は、俳優の佐野勇斗さんが主演を務めるMVでも見ることができる。
「直接“がんばれ“と言っていなくても、誰かが見ていてくれたり、応援してくれている、というこの楽曲で描きたかったことが、MVでは表現されていて、私自身すごく感動しました。名古屋のロケには行けなかったのですが、“フレーフレー“という歌詞の時に胸に手を当てるフリがリンクしていたり、佐野さんの背中に向かってみんなが応援をしている商店街のシーンは印象的でしたね。」
今後は、名古屋の文化芸術団体が横断的に所属するANETのアーティストが、この楽曲にそれぞれのインスピレーションからアレンジを加え、動画を制作していく予定。これからのプロジェクトの展開も楽しみだ。
「中にはラップアレンジをしてくれる方もいるというお話を伺っていて、とても楽しみにしています。これまでもライブで他のアーティストさんとコレボすることはあったのですが、自分の世界からなかなか飛び出せないでいたので。今回は、自分とはかけ離れたジャンルの方々との出会いや新しい発見が得られそうでワクワクしています!」
そして2021年3月3日でデビュー15周年を迎えた彼女。このメモリアルイヤーに選択したのが、ファン投票によって選曲した楽曲すべてを弾き語りにてレコーディングした、ベストアルバム『15th Anniversary 弾き語りBest』のリリースだ。
「弾き語りアルバムが欲しいという声は以前からいただいていたのですが、大変だからな…とこれまで逃げていたんです(笑)。15周年で何をやるかは、他にもたくさんの案があったんですけど、やっぱり1番喜んでもらえるのは弾き語りアルバムだという話になりました。やると言ったらとても頑張らなければいけないので覚悟が必要でしたね。」
定番の楽曲から、他アーティストへの提供楽曲、ライブでしか歌っていない未収録の楽曲など、ファン投票ならではのラインナップが楽しめる一枚に。
「『君が呼ぶのなら』(2010)や『環状8号線』(2008)、デビュー曲の『恋に落ちて』(2006)など、ライブでやってきた楽曲の投票が多くて、“ライブではあんなアレンジでやったな〜“と終始思い出を振り返りながら、楽しんでレコーディングをすることができました。どの曲もオススメですが、初回盤のボーナス・トラックには声優で歌手の平川大輔さんに楽曲提供をした『共犯者』が収録されています。初回盤でしか聴けないのが勿体無いねとスタッフとも話していたくらいの仕上がりとなったので、ぜひ聴いて欲しいです。」
リズムを刻むドラムやパーカッションもなし。ピアノと歌声のみのシンプルな構成である弾き語りは、彼女にとても合っているよう。
「話している時と同じように、テンポの緩急やボリュームの大小を使って感情を込めて音楽を届けるということを昔から大事にしているのですが、弾き語りだとよりそれが可能になるんです。早くなったり遅くなったり、声がゆれてしまったり走ってしまっても、そこが良かったりして。自分の思いのままの表現ができるのが魅力ですね。」
「ピアノも15年前よりは少しは上達して、以前よりも表現したいことができるようになったと感じます。ライブでたくさん弾き語りをやってきてよかった(笑)」
ライブの客席にいるファンの方々の顔を思い浮かべながら、ライブと同様の緊張感でレコーディングに挑んだ今作はまさにこれまでの集大成。
「日頃の日常生活の中で聴いていただきたいというのももちろんあるのですが、もし良ければイヤホンとかヘッドホンをつけてもらって、より世界観に浸りライブを想像しながら聞いてもらえたら嬉しいなって思います。オリジナルアルバムとはまた違った音源を楽しんでもらえるのではないかなと思います。」
最後にこれまでの思い出と目標を聴いてみると、、、2017年に念願叶って開催をしてオーケストラコンサートの話題に。
「オーケストラとコンサートをするという夢をずっと掲げていたので、それを有言実行できた時は、あ~夢ってかなうんだ、と実感できました。それからはまた肩の力を抜いてリラックスして、新しいスタートを切れていると思います。2020年3月に、名古屋フィルハーモニー交響楽団とのオーケストラコンサートが決まっていたのですがコロナで中止になってしまって。とても残念だったのでまたチャンスがあれば嬉しいなと思いますし、これまで東京でしか開催できていないので、名古屋や大阪でも開催できたらいいなと思います。」
配信リリース『きみのあした』
ストリーミングサービス、およびiTunes Store・レコチョク・moraなど主要ダウンロードサイトにて好評配信中!
※対応ストリーミングサービス:Apple Music、LINE MUSIC、Amazon Music Unlimited、AWA、KKBOX、Rakuten Music、RecMusic、Spotify、YouTube Music
「きみのあした」MUSIC VIDEOメイキング映像公開
主演の佐野勇斗が訪れた名古屋駅前、エスカ地下街、名古屋市立向陽高等学校、名古屋市営バス、リニア・鉄道館、岡崎市・矢作川、名古屋市・円頓寺商店街、佐野勇斗コメント、そして藤田麻衣子の歌唱シーン、藤田麻衣子のコメントの他に応援大使のBMKを含む多くのナゴヤを愛するキャストが参加し作品が完成したことが伝わる映像を公開中!
■きみのあしたプロジェクトウェブサイトはこちら
■Twitterアカウント:@kiminoashita
■Instagramアカウント:@kiminoashita.project
2021年3月3日発売!
『15th Anniversary 弾き語りBest』
[初回限定盤](Anniversary Disc 仕様)
VIZL-1875 / ¥4,800+税
CD2枚組(ボーナス・トラック3曲収録 全23曲収録)+セルフライナーノーツ入り歌詞本付
[通常盤]
VICL-65486~7 / ¥3,300+税
CD2枚組(全20曲収録)
【Disc1】
1.恋に落ちて
2.運命の人
3.環状8号線
4.君が手を伸ばす先に
5.あなたは幸せになる
6.蛍
7.ねぇ
8.高鳴る
9.宝物
10.素敵なことがあなたを待っている
【Disc2】
11.水風船
12.君が呼ぶのなら
13.パンジー
14.恋煩い
15.カーテン
16.in fact
17.you
18.君よ進め
19.スポットライト
20.秋風鈴
【Disc2 Bonus Track】 (初回盤のみ)
21.共犯者
22.臆病な恋の歌
23.きみのあした
ツイキャス生配信第2弾が決定!
3月24日(水) 19:00〜
「ツイキャスライブ〜15th anniversary 弾き語りベスト発売だよSP!②〜」
弾き語りとトークの1時間を予定
藤田麻衣子 PROFILE
2006年9月、シングル『恋に落ちて』でCDデビュー。すべての楽曲で自らが作詞作曲を手掛けており、恋愛ソング・応援ソングがTVCMをはじめとした多くのタイアップに起用。アーティストへの楽曲提供も数々行っており、ライブの訪れる約7割が女性ファンと、特に同性から高い支持を得ている。
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