2022.03.29
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2022年3月18日(金)、名古屋城のすぐそばに位置する『名古屋能楽堂』内に新たな和のフードホール『蓬左<hōsa>』がオープンしました。
江戸時代より名古屋の台所として親しまれてきた老舗仕出し屋「仕出し料理 八百彦本店」、尾張徳川家の御用菓子司をルーツに持つ老舗和菓子屋「菓匠 花桔梗」、熱田・宮宿で創業した水産業の屋号を受け継ぐ「和む菓子 なか又」の3ブランドの思いが重なり誕生したこの施設。
老舗ならでは、名古屋に根付く食文化を重んじながら、次世代の食の楽しみ方を提案しています。
これまでにない新しい魅力が満載の『蓬左<hōsa>』を早速見てきたので、その様子をご紹介します!
店内に入ってすぐ広がるのが、「和のフードホール<hōsa>」。中心には大きな一枚のカウンターが配置され、その周辺にはテーブル席が設けられています。グルメにより窓口が異なり、フードコートのように注文したいメニューの窓口でオーダーを行うシステムとなっています。
その中でも蓬左の看板メニューとなっているのが、3ブランドのコラボメニュー「花桔梗 なか又 八百彦本店 コラボレーション 和フタヌーンティーセット」1名4,400円。※写真は2名分
名古屋城を思わせるオリジナルの3段のスタンドには、出汁にこだわる「八百彦本店」の卵サンドに、春の季節感あふれる多彩な「花桔梗」の和菓子、「なか又」のふわふわなどら焼きも入ります。
一部試食をさせていただいたのですが、葉の包み方でデザイン性に富んだ「桜餅」や、ピスタチオのあんをベリーのねりきりで包んだまるで洋菓子のような食材の組み合わせを取り入れた菓子など、❝日本美の再発見❞をコンセプトとした新感覚の和菓子が勢ぞろい。
1日数量限定で、要予約のメニューとなります。和菓子のアフタヌーンティー「和フタヌーンティー」って新しいですよね!ぜひチェックしてみてください!
「和フタヌーンティー」のほか、気軽なランチ・喫茶利用も可能なフードホール<hōsa>。
オススメは、八百彦が毎朝取るこだわりの出汁で作るきしめんと、料理屋ならではの海鮮丼のセット「きしめん・海鮮丼 ハーフ&ハーフ」1,600円。きしめんは星が丘製麺所とコラボした麺で、名古屋らしい平太麺につゆが絡みほっとする味わいです。
そのほか「きしめん」や「海鮮丼」は単品でも注文可能で、「季節の天ぷら」もラインナップしています!
また、職人が注文ごとに練り上げ作るという「本わらび餅」1,290円や、「七輪で焼く蓬左団子」1,190円、多彩に揃う「上生菓子」1個からでも利用が可能!ドリンクもお抹茶やコーヒーもあり、どんな好みの方でも寛ぐことができるラインナップが嬉しいですよね!
江戸時代後期、熱田・宮宿で創業した水産業の屋号を受け継ぎ、現在は群馬県前橋市で和菓子屋を営む「和む菓子 なか又」が名古屋に初上陸!
看板商品である至福のどらやき「ふわふわ わぬき」は店内で焼き上げていて、次々と出来上がる様を目の前で楽しみながら、出来立てをいただくことができるのが魅力的です!
自家製餡と桜クリームをサンドした、春のイチオシ「ふわふわ わぬき さくらチョコレート」380円や、たくさんの苺がトッピングされたパンケーキのようなメニュー「ふわふわ わぬき プレートー季節のフルーツー」1,400円もラインナップ!
またフードホールの奥には、能楽堂の上質な空間が広がる個室空間「個室会席〈蓬左亭〉」が。江戸時代より名古屋の台所として親しまれてきた老舗仕出し屋「仕出し料理 八百彦本店」が手掛ける、本格会席を楽しむことができます。
料金は、会席料理「金城」3,800円~。「蓬左」5,500円や、祝い会席「吉祥」7,700円など、シーンに合わせて選ぶことができます。利用は全席完全予約制。お祝い事での利用にも間違いのないお店の誕生です。
店の入り口には❝食文化のセレクトショップ❞をコンセプトとした「セレクトショップ<hōsa select>」もあります。尾張名古屋の伝統品や銘品を中心に、全国から良いものも取り入れ、名古屋の新土産を提案しています。
名古屋の名工の技が光る逸品ぞろいとなっているので、ぜひチェックしてみて。
「なか又」が今回のオープンに合わせて作った菓子も、名古屋城のパッケージが可愛くお土産にぴったりです!
熱田神宮を「蓬莱(ほうらい)宮」と称したところから、蓬莱宮の左方に開けた新興の城下町である熱田から名古屋城のある辺りにかけての地域を「蓬左」と呼んでいた歴史から名づけられたそう。
三角のお山のような可愛いロゴデザインは、蓬莱宮から見た名古屋城の姿、破風をモチーフとしているそう。
蓬左
2022.03.29