2022.03.12
目次
名古屋の老舗和菓子屋『両口屋是清』の看板商品「千なり」が23年ぶりに大幅リニューアル!2022年4月1日より販売開始となるそうです!
今回はそんな新しくなった「千なり」を、一般販売前に特別に試食させていただきました。広報担当者さんや、開発担当者さんにご紹介いただいた内容をお届けします!
名古屋でどら焼きといったら「千なり」を思い浮かべる、なじみ深い定番商品。それがどのように美味しく進化したのか、ぜひチェックしてくださいね!
昭和初期の1934年ごろ発売開始、今年で88年目を迎える『両口屋是清』のロングセラー商品「千なり」。この88年もの間にも、パッケージや味わいを時代に合わせて改良しながら長く人々に親しまれている商品です。
レギュラーのテイストは「小豆粒あん」「抹茶あん」「紅粒あん」の3種類。また季節により「小倉バター」や「チョコレート」「かぼちゃあん」「アイス千なり」など様々な種類が登場してきました。
また、お客さんのオリジナルの焼き印を入れることができるサービスも今や有名に!結婚式の引き出物に利用されたり、お祝いのメッセージを入れたり、子どものイラストを入れておじいちゃんおばあちゃんにプレゼントしたりと、年間で380件もの依頼を受けているそう。
そんな、名古屋で定番の和菓子「千なり」を、この先の未来も楽しんでもらえるようにと、リニューアルに踏み切った今回。
原材料から、生地の練り方、工程、焼成などすべてを見直し、しっとりしながらも、ふわふわな食感が持続するようにと試作が重ねられたといいます。
開発担当の谷口さんは「しっとり感を目指すとふわふわが損なわれ、ふわふわ感を目指すとしっとりが損なわれ、現在の形に行きつくまでにそうとうな施策を繰り返した」と語りました。
また、つやつやの「小豆粒あん」は1.2倍に増量!より小豆の美味しさが楽しめるようになりました!「抹茶あん」も濃厚さがパワーアップしています。
リニューアルを期に、新たなお味も仲間入りしました!そちらが「林檎あん」。シャキシャキっとした果肉も感じることができる、りんごの風味豊かな餡がたっぷり入っています。
新商品の開発には、りんごの他にも、桃や苺などの様々なフルーツや、胡桃、キャラメルといったフレーバーなど様々な味わいを試作したそう。その後社内でのアンケートやモニタリングが行われ、りんごに票が集まってからは、より良い「林檎あん」の開発に力が注がれたと語られました。
りんごの品種なども様々試作を重ねたのち、国産のりんごに決定されたとのことです。
リニューアルに伴いパッケージも一新!
ワクワクを探しに出かける女の子と、一際目立つ大きな木、そして青い鳥や白いタヌキ、ウサギなど幸福の象徴イラストがパッケージを彩ります。
食べる方にワクワク感や幸福感を味わってほしいとの思いが込められているそうです。
開発担当、製造部の谷口さんは、「長い期間、試作を重ねてきてようやくお披露目できることを嬉しく感じながらも、皆さんにどう評価いただけるのかドキドキしている部分もあります。コロナ禍の影響により販売時期が延期となったこともありましたが、より美味しい「千なり」を味わっていただけるようにギリギリまで改良を重ねることができたとプラスにも感じています。」と語りました。
またリニューアル後の「千なり」の楽しみ方として、「製造日より4日目まではもっちり感が強く、4日目以降となるとしっとり感が協調されてきます。ふわふわもっちり食感をお好みの方は製造日より4日目以内に、しっとり食感をお好みの方は製造日より4日目以降にお召し上がりいただくことをオススメします」と紹介しました。
賞味期限は現在のものと同様、製造日より14日間だそうです。
販売商品は、「小豆粒あん」「抹茶あん」「林檎あん」の3種類。3個入り、5個入り、8個入り、10個入りといったサイズ展開が用意されます。
また、リニューアルを記念して、期間限定でりんごの形のBOXが登場!「林檎あん」が3個入ります。4月1日、店頭にてお買い求めが可能となるのでぜひチェックしてみて!
2022.03.12