2022.05.13
話題のお店が建ち並ぶ古き良き円頓寺商店街と格式高い古民家が並ぶ四間道の交差する場所にたたずむ『mirume深緑茶房』。名駅にあった『深緑茶房名古屋カフェ』の名前を引き継ぎ、新たに那古野にオープンしました。
三重県松阪市の茶畑で採れたこだわりの日本茶をいただける『mirume深緑茶房』の魅力や店内の雰囲気、メニューについてご紹介します。都会の喧噪から少し離れて日本茶の奥深さを楽しんでみて!
店名に使われている「mirume」とは、農家でよく使われている「若い芽」「新しい芽」という意味のお茶用語。厳選した若い芽を使った良質なお茶を届けるという意味と、日本茶を通して新たなチャレンジを続ける姿勢を意味しているのだそう。
「日本茶」という単語を聞く限り、「作法が必要ではないのか」「日本茶のことをよく知らない」と少し難しく感じてしまう方もいるかもしれません。たしかに、伝統や作法もあり高尚な雰囲気のもといただくこともあります。
ただ、店主の松本壮真さんは「日本茶としての正しい知識も大切ですが、それよりもまずは日本茶を楽しんでもらうこと」を大切にしているそう。お茶は高尚なものでも使い捨てるようなものでもなく、ただ目の前の日本茶を楽しむ、というシンプルな想いが伝わってきます。
ライフスタイルを豊かにするツールのひとつとして、お茶の世界をより楽しむため、お茶そのものだけでなく空間にもこだわっています。那古野にある古民家をリノベーションした風情ある雰囲気の空間。古き良き雰囲気を生かしながらも、スタイリッシュでモダンな雰囲気も演出しています。
さらに、店内2階にあるカフェスペースでは三重県産の杉を使ったテーブルや茶箱を表現したイスなど、空間づくりにもこだわりが。木を基調とするナチュラルな雰囲気のなか、都会の喧噪を離れてほっと日本茶を嗜んでみては?
店内のカフェスペースでは、厳選こだわりの日本茶はもちろん、日本茶とのペアリングを楽しめるスイーツも味わうことができます。
こだわりの日本茶は、三重県松阪市の茶畑からとれた伊勢茶。たった1つの品種「やぶきた」から作り出す若い芽のみを使った上質な茶葉です。
「栽培方法」「加工方法」「焙煎度合い」「摘む時期」などを絶妙に変えながら、お茶の奥深さを表現しています。1つの茶葉から全く違った味に仕上がるお茶の奥深さをぜひじっくり味わってくださいね。
店内では、そんな上質なお茶を急須でじっくりと味わえます。3煎以上楽しめる量なので、時間の経過にともなって少しずつ変わっていく味の変化も存分に満喫してみて。
メニューには、「急須で楽しむお茶」「マグカップで飲むお茶」「水出し緑茶」、煎茶のエスプレッソである「しずくを楽しむお茶」など豊富な種類があるので、好みや気分に合わせて楽しめますよ。
また、オフィスでの仕事のおともにぴったりな朝ボトルの販売も。3回分、水を淹れて振るだけで、本場の伊勢茶を気軽に味わえます。ボトルは帰りに返却すればOKなので、よりライフスタイルに根付いたお茶を楽しめますよ!
日本茶の香りや味をより一層引き立てる、スイーツを味わうのもこのお店ならではの楽しみ方。お茶とのペアリングにこだわったスイーツも販売されています。
伊勢茶の風味を生かした「伊勢茶のチーズケーキ」は、コクと酸味のバランスが最適な北海道産クリームチーズをベースに、口の中に広がるお茶の香りを引き立てる味わいです。
さらに、三重県松阪市飯南町にある本店で手作りしている、深緑茶房の粉末緑茶をつかったお菓子のラインアップも。ようかんや大福、季節の和菓子など、お茶との相性を考えたお菓子が並びます。上質で味わい深いペアリングに心が洗われる気分になるはずです。
1階のストアでは、おうちで楽しむ茶葉やティーバッグを銘柄ごとに販売しています。ようかんやチーズケーキのテイクアウトも。おみやげにおすすめです!
お茶の奥深さや味わいを学ぶのではなく、感じて楽しむ。「格式を下げずに敷居を下げる」という店主の想いのもと、目の前にあるお茶の味わいをただただ楽しむとっておきの時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?
mirume深緑茶房
2022.05.13