2020.12.03
すっかり冬めいてきた今日この頃。岐阜県・飛騨エリアを訪れるのに最適な季節がやってきました。今回は第一弾ということで、特急列車に乗って行く高山・下呂・飛騨古川の3つのエリアをご紹介します!「お酒」「飛騨牛」「体験」「宿・温泉」「フォトスポット」「寺社仏閣」などの目的別で厳選した、各エリアのオススメスポットを巡ってみよう!
この地域は、良質なお水やお米、気候に恵まれ、古くからお酒造りが盛んです。利き酒や酒蔵見学を楽しみながら、自分だけのお気に入りを見つけましょう。
【高山エリア】
吟醸造りのみにこだわり酒を醸す『二木酒造(加賀屋)』
元禄8年(1695年)創業。吟醸造りのみで酒を醸す酒蔵。昔から現在にかけて飛騨高山の酒として人々に愛される「玉の井」や、生酒ブームの先駆け「氷室 大吟醸 生酒」などが知られています。江戸時代の名残が漂う魅力的な店内では、一杯100円~利き酒体験を楽しめます。
<二木酒造(加賀谷)>
■住所:岐阜県高山市上二之町40
■電話番号:0577-32-0021
【下呂エリア】
1680年より連綿と受け継がれてきた蔵元『天領酒造』
酒造好適米使用率や自社精米比率、天然水使用比率など岐阜県下NO.1のこだわりを持ち、名酒「天領」や「飛切り」などで知られた蔵元。数々の受賞歴もあり、国内はもちろん海外にも多くのファンがいます。
<天領酒造>
■住所:岐阜県下呂市萩原町萩原1289-1
■電話番号:0576-52-1515
【飛騨古川エリア】
飛騨古川の歴史と文化、自然が醸す美酒を味わう『渡辺酒造店』
創業明治3年の老舗造り酒屋。国の登録有形文化財に指定された歴史ある建物で造られる「蓬莱」は、飛騨の人の生活には欠かすことのできない地酒として長きに渡り愛され続けています。
<渡辺酒造店>
■住所:岐阜県飛騨市古川町壱之町7-7
■電話番号:0577-73-0012
山々が連なる広大な自然の中で丁寧に育てられ、きめ細かで柔らかい肉質と、口の中でとろける芳醇な香り、味わいが魅力の「飛騨牛」。是非とも本場で食してみたい!
【高山エリア】
木の温もりを感じる空間で飛騨高山グルメを堪能『梗絲(きょうし)』
A5等級の飛騨牛を使用した「飛騨牛にぎり」や、毎朝市場で仕入れる鮮度抜群の魚を使ったお寿司が人気のお店です。「ぶりずし」や「朴葉ずし」など飛騨名産の絶品寿司で郷土の味を堪能してみてください。
<梗絲(きょうし)>
■住所:岐阜県高山市本町2-82
■電話番号:0577-37-2039
【下呂エリア】
『四季の郷 志むら』で店主自ら見繕う飛騨の食材のフルコースを
下呂の山々に囲まれた自然豊かなロケーションに佇む、築150年を超える古民家のお店。店主自ら産地に出向いたり、山河で採取した季節の厳選食材を用いた郷土懐石料理をコース仕立てでいただけます。お昼は3,000円(税別)~、夜は5,000円(税別)~。特に、長年の研究の末完成した、天然キノコ出汁でいただく「飛騨牛の味しゃぶ」はぜひ味わいたい一品。
<四季の郷 志むら>
■住所:岐阜県下呂市字小川袖垣内583
■電話番号:0576-25-3256
【飛騨古川エリア】
飛騨の恵まれた環境で飼育された最高級をいただく『山勇牛一貫』
50年の歴史を注いだ『山勇牧場』。月齢29ヶ月以上の雌牛の中でもA4・A5ランクのみを、さらに30日間以上熟成させた、特別な飛騨牛「山勇牛」を卓越した技術で提供してくれるステーキレストランです。
<山勇牛一貫>
■住所:岐阜県飛騨市古川町南成町1-27
■電話番号:0577-73-3929
古くから美味しい日本酒の地として知られたこの地域の酒蔵見学や伝統工芸に触れられるなど、旅の思い出に残る体験をしよう!
【高山エリア】
『さるぼぼ体験工房』でオリジナルのさるぼぼを作ろう!
『高山グリーンホテル飛騨』の飛騨物産館内にある体験工房。様々な体験が楽しめる中でも特に人気なのが、飛騨地方に伝わる人形「さるぼぼ」作り。好きな色や生地を選択、思い思いのイラストを描き、世界に一つのさるぼぼを作ってお守りにしよう。さるぼぼ作りは1,000円(税別)~。※平日は要予約
<さるぼぼ体験工房>
■住所:岐阜県高山市西之一色町2ー180 飛騨物産館内
■電話番号:0577-33-5505(飛騨物産館)
【下呂エリア】
独自の研究のもと醸される多彩な地酒が楽しめる『奥飛騨酒造』
江戸時代、享保5年(1720年)創業の老舗造り酒屋。 親しみのある辛口の清酒「奥飛騨」や、フルーティーで女性にも人気な「初緑」をはじめとした日本酒をベースに、瓶内発酵で作るスパークリングや、焼酎、ウォッカなど様々な酒造りに挑戦しています。通年蔵見学(事前に要予約)や、無料で試飲も楽しめます。
<奥飛騨酒造>
■住所:岐阜県下呂市金山町金山1984
■電話番号:0576-32-2033
日本の原風景が広がる『下呂温泉合掌村』でかつての生活文化を体験
白川郷などから移築した合掌造りの民家が連なる屋外博物館。村内では、食事処や足湯、資料館など様々な施設で当時の生活文化を体験することができます。陶芸や絵付けなどものづくり体験は旅の思い出にぴったり。ロクロ陶芸体験は1人2,800円~(要予約)
<下呂温泉合掌村>
■住所:岐阜県下呂市森2369
■電話番号:0576-25-2239
【飛騨古川エリア】
『三嶋和ろうそく店』で貴重な和ろうそく製造の実演を見学
混じりけのない100%植物性の「生掛け和ろうそく」を製造販売。通りの中でもひと際目をひく歴史と風情を感じさせるお店では、和ろうそくの購入はもちろん、7代目当主の匠の技を見学することも可能です。全国にわずか10軒ほどしかない和ろうそく店は、ぜひ立ち寄っておきたい!
<三嶋和ろうそく店>
■住所:岐阜県飛騨市古川町壱之町3-12
■電話番号:0577-73-4109
「日本三名泉」に数えられる下呂温泉で知られ、古くから多くの観光客を癒してきました。せっかくなので、いつかは泊まりたい老舗旅館や、ホスピタリティの高いホテルはいかが?
【高山エリア】
丘の上の至福の森リゾート『ホテルアソシア高山リゾート』
丘の上に建つリゾートホテルの名物は、標高640mのロケーションを活かした開放感抜群の浴場です。2019年に新たに登場した貸切風呂(90分5,000円)では飛騨高山温泉の湯を独り占めすることも。高山の幸を味わう多様なダイニングや、エレガントな客室など、非現実を演出するおもてなしが安らぎのひと時を提供してくれます。
<ホテルアソシア高山リゾート>
■住所:岐阜県高山市越後町1134
■電話番号:0577-36-0001
【下呂エリア】
趣の異なる3つの浴場を楽しめる老舗宿『水明館』
下呂温泉といえばこちら、と言わずと知れた老舗宿。広大な敷地には4館が立ち並び、日本庭園や3つの大浴場、本格的な能舞台など様々な過ごし方を提案してくれます。昼食と入浴券がセットとなった日帰りプランもあります。
<水明館>
■住所:岐阜県下呂市幸田1268
■電話番号:0576-25-2801
【飛騨古川エリア】
古き良き時代の贅が尽くされた旅館『飛騨古川 八ツ三館』
飛騨古川の古い町並みにたたずむ約160年もの歴史ある料亭旅館。迷路のように入り組む広い館内には、桃源郷温泉からのアルカリ温泉や、飛騨の郷土懐石をいただく食事処、そして国登録有形文化財に登録される客室含む、個性豊かな和モダンな空間が広がります。タイムトリップした気分で、江戸・明治の風情を存分に満喫して。
<飛騨古川 八ツ三館>
■住所:岐阜県飛騨市向町1-8-27
■電話番号:0577-73-2121
いつもの日常とは異なる旅先では、その様子をカメラに収めたくなるもの。ここでしか撮れない景色がある写真スポットを厳選してピックアップしてみました。
【高山エリア】
由緒ある城下町、出格子連なる『古い町並』を歩こう
観光名所として名高いのは、上三之町、上二之町、上一之町の総称である「さんまち」。町家の大戸や老舗の暖簾が軒を連ね、出格子の連なる軒下にはきれいな用水が流れます。近年では周辺に新しいカフェや雑貨屋も続々とオープン。多様なグルメを堪能できます。
<古い町並>
■住所:岐阜県高山市上三之町ほか
■電話番号:0577-32-3333
【下呂エリア】
下呂温泉の夜空を鮮やかに彩る『花火物語』の絶景冬景色
令和2年12月5日から3月28日の毎週土曜・日曜の夜、「冬の下呂温泉『花火物語』」が開催されます。日本特有の四季の行事や風習を、和の風情ある花火で表現されます。貴重な季節外れの花火はいかがでしょうか?
<冬の下呂温泉『花火物語』~花火の歳時記~>
■開催期間:2020年12月5日(土)~2021年3月28日(日)の毎週土曜日・日曜日
■開催時間:20:30~20:40(約10分間)
■会場:下呂大橋下流飛騨川河畔
■問い合わせ:下呂市総合観光案内所(0576-25-4711)
【飛騨古川エリア】
『飛驒古川駅』で映画のシーンをリアルに再現した風景を望む
映画「君の名は。」の聖地の一つとして話題を呼んだ『飛驒古川駅』。駅の構内をはじめ、駅隣の歩道橋の上からホームを望む風景もフォトスポットとなっています。リアルに映画のワンシーンを味わいたいなら、2番ホームに列車が停車する瞬間を狙って訪れて。
<飛驒古川駅>
■住所:岐阜県飛騨市古川町金森町8
情緒豊かな飛騨古川の顔となる町並み『瀬戸川と白壁土蔵街』
高山の奥座敷と称され、飛騨に残るもうひとつの旧い町並みとして知られています。色とりどりの100匹あまりの鯉が瀬戸川を泳ぐ姿(11月下旬から4月初旬は近くの池に越冬のため引っ越し)も美しいですが、雪化粧を施された姿もこの季節ならでは。
<瀬戸川と白壁土蔵街>
■住所:岐阜県飛騨市古川町壱之町
■問い合わせ:飛騨市商工観光部観光課(0577-73-2111)
パワースポットとしても知られている神社仏閣は、季節の移ろいを感じたり、静かに散策を楽しんだり、地元の歴史を紐解いたり、その楽しみ方は無限大です。
【高山エリア】
四方を自然に囲まれた歴史ある神社『飛騨山王宮 日枝神社』
市の中心部にある城山の南麓に鎮座する『日枝神社』。表参道の杉並木を抜けると、堂々とした佇まいの朱の鳥居が目を引きます。階段を登った先、山並みを背景に佇む歴史ある社でお参りをして。古い町並みからも徒歩約10分ほどの距離にあるので、気軽に立ち寄ることができます。
<飛騨山王宮 日枝神社>
■住所:岐阜県高山市城山156
■問い合わせ:0577-32-0520
【下呂エリア】
下呂温泉の起源に由来する『下呂温泉 醫王霊山 温泉寺』
一羽の白鷺が源泉を知らせたという、下呂温泉の起源にまつわる「白鷺伝説」に由来する寺としても有名な寺院 。本堂前に鎮座する薬師如来像の下からは温泉が湧き出ており、見どころの一つとなっています。地蔵堂から続く173段もの石段を登った先にある境内。下呂の町並みを一望する眺望も抜群です。
<下呂温泉 醫王霊山 温泉寺>
■住所:岐阜県下呂市湯之島680
■問い合わせ:0576-25-2465
【飛騨古川エリア】
神聖な趣漂う『気多若宮神社』で映画の世界に浸る
地域の人々に古くより崇拝を集める歴史ある神社。映画「君の名は。」の聖地としても話題を呼んでいます。見どころは参道の石段や、拝殿の左に佇む樹齢450年の立派なご神木。『気多若宮神社』の例祭として行われている「古川祭(毎年4月19日・20日)」は、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
<気多若宮神社>
■住所:岐阜県飛騨市古川町上気多1297
■問い合わせ:0577-73-2568
目的別カテゴリーで紹介できなかった中にも、是非とも立ち寄ってほしいお店をご紹介します。どのお店もこだわりが詰まったスポットばかりです。
【高山エリア】
『稲豊園』の可愛すぎる猫のおまんじゅうは是非お土産に
創業100余年、飛騨高山に本店を構える老舗和菓子処『稲豊園』の「招福猫子まんじゅう」はその愛らしい姿かたちから全国誌にも取り上げられるほどの定番人気商品。今季は打倒コロナを掲げて、マスクを付けた斬新なメニューも新登場しています。生地・餡ともに一つ一つ異なるので好みの味わいを見つけてみて。
<稲豊園>
■住所:岐阜県高山市朝日町2
■問い合わせ:0577-32-1008
【下呂エリア】
乙女心をくすぐるスイーツ&ドリンクに舌鼓『GERO GERO ミルクスタンド』
温泉施設『白鷲の湯 ビーナスの足湯』の正面に、2018年7月オープンをしたカフェスタンド。地元・飛騨産の下呂牛乳を100%使用した、ドリンクとスイーツが充実しています。食べ歩きはもちろん、自社工場で製造されたオリジナルのお菓子は、見た目にも可愛くてお土産にぴったりです。
<GERO GERO ミルクスタンド>
■住所:岐阜県下呂市湯之島850
■問い合わせ:0576-23-1930
コーヒーへのこだわりをとことん追求した喫茶店『緑の館』
1975年に創業した自家焙煎コーヒーのお店。アンティークとジャズに包まれた空間で、選りすぐられた豆を使用し、自家焙煎にこだわったコーヒーをいただくことができます。オリジナル焙煎された豆やドリップコーヒーなどの販売もあります。
<緑の館>
■住所:岐阜県下呂市萩原町花池125-1
■電話番号:0576-52-3220
高山・下呂・飛騨古川エリアを巡る際にぜひとも拠点としたい宿泊宿を、旅のプロである各旅行会社のスタッフにリサーチをいたしました!
JR東海ツアーズさんのオススメ【高山エリア】『ホテルアソシア高山リゾート』
オススメコメント…
「標高640mの丘に建つリゾートホテル。全客室から雄大な北アルプス(飛騨山脈)を望むことができるとともに、10種類の露天風呂と2種類の内湯のあるスパウイングなど、リゾートで過ごす楽しさを満喫できる設備が備わっています!」(JR東海ツアーズスタッフ)
日本旅行さんのオススメ【下呂エリア】『水明館』
オススメコメント…
「4つの館から成る大型旅館ならでは、各館3ヶ所に大浴場があり館内で湯めぐりが楽しめます。また感染症対策もバッチリで安心してご宿泊頂けます!」(日本旅行スタッフ)
JTBさんのオススメ【高山エリア】『高山グリーンホテル』
オススメコメント…
「広さ約260坪と高山地区最大を誇る自家源泉の大浴場が自慢。2020年6月には新館「桜凛閣」がOPEN、飛騨牛や岐阜県産食材、日本海の魚介も愉しめるダイニングマルシェ「グリーンコート」ではブッフェや和食などバリエーションも豊富な料理が楽しめます!」(JTBスタッフ)
高山・下呂・飛騨古川エリアのおすすめスポットを巡る、1泊2日のモデルコースを編集部が組み立ててみました!旅の参考にしてくださいね。
■ 1DAY
「JR名古屋駅」から特急列車で「JR高山駅」へ
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高山市内「古い町並」でグルメを堪能しながら散策
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下呂へ移動して「飛騨牛」を心ゆくまで満喫
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下呂で「花火物語」に感動
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日本三名泉に数えられる「下呂温泉」で宿泊
■2DAY
少し早く起きて下呂の温泉街を散策
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「飛騨の郷土料理」で自然の恵みを堪能
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「JR飛驒古川駅」に移動して映画の聖地を巡る
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酒蔵を巡ったりお気に入り探し&伝統工芸に触れる
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飛騨古川で、またまた「飛騨牛」をいただく
↓
「JR飛驒古川駅」から特急列車で「JR名古屋駅」へ
そろそろ冬本番、飛騨エリアの観光にもってこいの季節です。グルメに体験、温泉にステキな宿…。都会では味わえない格別の旅情を味わいに旅の計画を立てましょう。
飛騨へ行くならJR東海が発行する【飛騨路フリーきっぷ】の利用がオススメです。
提供:JR東海.飛騨観光宣伝協議会
2020.12.03