2026.08.21
老舗の漬ける技が生んだ
この夏だけの発酵かき氷体験

名古屋のお土産を代表する老舗漬物店の『大和屋守口漬総本家』。
守口漬や奈良漬といった伝統の味を守り続けてきたこのお店が、この夏、意外なメニューで話題を集めているのをご存知ですか?
グループ会社である『鈴波かkと共同で、発酵素材を活かしたコラボスイーツの開発プロジェクトを進めていますが、今回紹介するのはその第2弾となる「ご当地かき氷」。
漬物店とかき氷、一見結びつかないこの組み合わせが生まれた背景には、愛知ならではの発酵文化がありました。
大津通沿いのラシック南交差点角にある本店で、みりん粕や粕酢を使った3種類のかき氷を発売中ということで、さっそくご紹介します!
愛知が育んだ発酵文化
みりん粕と粕酢の知られざる物語とは?
かき氷に使われるみりん粕や粕酢は、実は愛知県が長年育んできた発酵文化の象徴とも言える素材なんです。
国税庁が令和7年7月に発表した「酒のしおり」によれば、愛知県のみりん生産量は全国3位。
中でも碧南市は、三河みりんの発祥地として知られる土地です。
酒粕を原料とする粕酢もまた愛知生まれで、江戸の食文化を支えてきた長い歴史を持ちます。
『大和屋守口漬総本家』では、こうしたみりん粕などの発酵素材を古くから守口漬や奈良漬作りに活用し、その技術と味わいを受け継いできました。
とはいえ、みりん粕や粕酢と聞くと、調味料や伝統食材というイメージが強いもの。
日常的に楽しむ機会は、正直まだ限られています。
そこで『大和屋守口漬総本家』と『鈴波』では、それぞれが培ってきた漬ける技術と、みりん粕でうま味を引き出す技術を掛け合わせて、発酵素材をもっと気軽に楽しめる形へ。
たどり着いたのが、かき氷という新しい一杯です。
漬物店だからこそ叶う
3種類の発酵かき氷をご紹介
まず看板メニューは「黒豆・きな粉・黒蜜・みりん粕白玉のかき氷」。
きな粉と黒蜜をたっぷりかけ、みりん粕を練り込んだもちもちの白玉と黒豆をトッピングしています。
氷の底には、小豆を甘く煮たぜんざいが忍ばせてあり、見た目以上に食べ応えのある一杯です。価格は1,300円。

2つ目は「抹茶・みりん粕クリームのかき氷」。
抹茶の香りと、みりん粕ならではのまろやかな風味を組み合わせた一杯です。
マスカルポーネと合わせたみりん粕クリームがトップにたっぷり!底面には小豆が添えられています。価格は1,100円。

3つ目は「梅粕酢シロップ・翡翠梅のかき氷」。
梅の香りとやわらかな酸味が楽しめる、さっぱり系に仕上げられた一杯です。
梅粕酢を使ったシロップに、翡翠梅と白小豆を合わせています。こちらも価格は1,100円。

甘いかき氷と芳醇な漬物
交互に味わう他にはない楽しみ方
見逃せないのが、提供スタイルのユニークさ。
全てのかき氷には、守口漬や奈良漬を含む日替わりの漬物と、淹れ立てのほうじ茶がセットで付いてきます。
冷たいかき氷と温かいほうじ茶、甘いかき氷と芳醇な風味の漬物を交互に味わえる、漬物店ならではの他にはない味わい楽しみ方です。

発酵を、もっと身近に、
もっと自由にという新たな想いから
大和屋と鈴波がこのプロジェクトに込めたのは、発酵を、もっと身近に、もっと自由にという想い。まずは、おいしいという体験を入口に、発酵文化に親しんでほしい。
そんな願いが込められています。
夏になると名古屋・栄を訪れたくなる、新たなご当地の一杯として、地元の方にも県外から訪れる方にも、愛知の食の魅力を発信していく構えです。伝統と新しさを掛け合わせたこの挑戦、名古屋在住の私たちとしても応援したくなりますね。
なお、共同開発プロジェクトの第1弾として、7月から鈴波本店(名古屋・栄)で「みりん粕ソフトクリーム」が先行提供されています。
かき氷と食べ比べてみるのも一興です。今年の夏は栄を訪れたら、老舗の漬物店に立ち寄って、発酵の恵みが詰まったひんやりスイーツを味わってみませんか。
大和屋守口漬総本家 本店
2026.08.21