Mireiはあの日、
この言葉に救われた!
-第9話-
私は手紙が好きだ。
小学校のときのお手紙交換や応援してくれているファンのみんなに貰ったものまで、私の部屋には今まで貰ったたくさんの手紙が保管してある。
好きな理由はいろいろあるけど、1番は残るから。
消えないもの、形として存在するものは安心する。
今はSNS社会、ネットでの交流が主流な世界だ。
その中でかけてもらった嬉しい言葉は全部、スクリーンショットなど何かしらの形で残しているけど、サーバーやアカウントが消えたり、携帯を無くしたりすると読めなくなる。
連絡先を知らずに音信不通になっていたり、アカウントを変えて今は繋がっていない人がいると、その繋がりも消えてしまったように思えてなんだか寂しくなることがある。
葬送のフリーレン第2巻13話のヒンメルの言葉は、私が手紙を大切に思う理由に通じるものがある。
旅の途中で自分の銅像を作ってもらう理由について、彼はこう語る。
「君が未来でひとりぼっちにならないようにするためかな。 おとぎ話じゃない。僕達は確かに実在したんだ。」
——葬送のフリーレン 第2巻13話
私物
エルフとして長寿の人生を歩むフリーレンが孤独にならないよう、自分が死んだ後も残る銅像を各地に建てていったヒンメルは、優しさに溢れている。
実際、冒険の途中でフリーレンがヒンメルの銅像を見つけると、嬉しそうな顔をする。
形に残るものは何度でも、その存在を、その優しさや気持ちを、見る度に思い出させてくれる。
未来にも残る証。
いつか私の言葉も手紙や本のように形として、君に渡せる日が来ますように。
\次回は10月5日(日)21時アップ/
隔週の日曜21時更新です、お楽しみに!
●過去の記事もCHECK
みれい Mirei
・2000年8月20日生まれ
・福岡出身/名古屋在住のAB型
6人組ガールズグループ「SAKURA GRADUATION」のリーダー。
頼れるアート系女子で少年漫画と美容、ファッションやカメラ、デザインなどが趣味。
特に本、文章、活字が大好き、書くことも大好き!
学生時代には作文で賞を獲ったり学校代表に選ばれたり、公募の詩集雑誌での掲載経験なども。
好きな作家は太宰治、西加奈子、最果タヒなど。現在はnoteで文章を書いて発信。
また情報発信も大好きで、インスタのストーリーで美容や本の感想なども。
⇒note
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●WHAT’S SAKURA GRADUATION?
それは「アイドルをやめる」決意から生まれた、覚悟の6人。
2023年。前代未聞のオーディション「私、今日でアイドルやめます」から誕生した、6人組ダンスボーカルガールズグループ。
“選ばれる” のではなく、“自ら残る” ことを選んだ彼女たちは、自分の言葉で、未来を切り開くことを決意した。
グループ名には、ふたつの想いが込められている。
ひとつは、SAKURA= 桜。
日本を象徴する、美しくも儚い花。咲き誇り、そして散ってゆくその短い命が、 見る者の心を打つように──私たちもまた、限られた時間の中で全力で咲き、世界にその美しさを刻む。
もうひとつは、GRADUATION=卒業という決意。
あらかじめ “終わり” が決まっているからこそ、今を全力で駆け抜ける。 3年間という限られた活動期間の中で、ひとりひとりが成長し、輝き、そして旅立っていく。
2024年にはデビューシングル「シゲキテキ VIVID!!」で鮮烈なデビュー。
2ndシングル「CANDY TOWER」ではオリコンデイリーランキング4位を記録。
ライブパフォーマンス、楽曲、そしてファンとの近い距離感──そのすべてが、“今” という時代に新しい風を吹き込んでいる。
アニメ、コスプレ、J-POP、そしてアイドル文化──日本が世界に誇るポップカルチャーの旗を掲げ、世界へ挑む。
この一瞬にすべてを懸けて、今日もステージに立つ。
その一歩一歩が、世界中に日本のカルチャーの魅力を届けていく── 覚悟を持ったアイドル。
9月19日(金)には両A面4thシングル「ちゅちゅる革命⭐/セイシュンノカケラ」をリリース。
「ちゅちゅる革命⭐」は栄に8月29日(金)オープンした『世界アイドル共和国』のテーマソングで、SAKURA GRADUATIONは同施設のメインアンバサダーも務める。
「セイシュンノカケラ」は名古屋モード学園との衣装コラボレーションでも話題の楽曲。
⇒HP
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