Mireiはあの日、
この言葉に救われた!
-第6話-
いつか、私がもっと可愛くなれたら、憧れのステージに立ちたい。
いつか、もっと売れたら、大きな会場で単独公演ができるようになりたい。
いつか、私たちを知らない人がいないくらい有名になりたい。
──いつか。
「いつか」って、いつ?
私が所属している SAKURA GRADUATION は、メンバー全員の卒業が決まっているグループだ。
デビューと同時に発表された活動期間は3年間。2027年春、私たちはグループを卒業する。
“期限が決まっているからこそ打ち込める。”
これは事実だ。
でも同時に、時間が限られているからこそ、「いつか」という言葉が怖くなるときがある。
「いつか𓏸𓏸になったら」「いつか𓏸𓏸したい」そう思っていると、その“いつか”は期限の向こう側へ消えてしまうかもしれない。
「いつかじゃなく今よ。今 この瞬間からトップモデルへの道は始まっている」
——ブレス第6巻67ページ
モデルのオーディションを受けに来た主人公 炭崎純に、「あなたはどこへ行きたい?」という問いかけとともに、プロのモデルとして活躍するクリエがかけた言葉。
自分の夢。やりたいこと。思考は常に「今」から始まっている。
夢や憧れについて考えるとき、それは漠然とした未来、ふわふわしていることが多い。
でも、日々のスキンケアも、SNSの投稿も、応援してくれるファンの方への一言、初めて出会った方への目配せも。
一見小さく見えるようなことが未来につながっているし、今この瞬間にも、世界が変わるきっかけが訪れるかもしれない。
デビュー2年目、来月4th singleがリリース。
迷っている暇も遠慮している暇もない。間に合わなかったでは終わらせられない。「いつか」じゃなく、「今」だ。
夢物語を夢物語にしないこと。
ここに賭ける、という意志を、常に”今”に照準を当てて生きていたい。
\次回は8月24日(日)21時アップ/
隔週の日曜21時更新です、お楽しみに!
●過去の記事もCHECK
みれい Mirei
・2000年8月20日生まれ
・福岡出身/名古屋在住のAB型
6人組ガールズグループ「SAKURA GRADUATION」のリーダー。
頼れるアート系女子で少年漫画と美容、ファッションやカメラ、デザインなどが趣味。
特に本、文章、活字が大好き、書くことも大好き!
学生時代には作文で賞を獲ったり学校代表に選ばれたり、公募の詩集雑誌での掲載経験なども。
好きな作家は太宰治、西加奈子、最果タヒなど。現在はnoteで文章を書いて発信。
また情報発信も大好きで、インスタのストーリーで美容や本の感想なども。
⇒note
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●WHAT’S SAKURA GRADUATION?
それは「アイドルをやめる」決意から生まれた、覚悟の6人。
2023年。前代未聞のオーディション「私、今日でアイドルやめます」から誕生した、6人組ダンスボーカルガールズグループ。
“選ばれる” のではなく、“自ら残る” ことを選んだ彼女たちは、自分の言葉で、未来を切り開くことを決意した。
グループ名には、ふたつの想いが込められている。
ひとつは、SAKURA= 桜。
日本を象徴する、美しくも儚い花。咲き誇り、そして散ってゆくその短い命が、 見る者の心を打つように──私たちもまた、限られた時間の中で全力で咲き、世界にその美しさを刻む。
もうひとつは、GRADUATION=卒業という決意。
あらかじめ “終わり” が決まっているからこそ、今を全力で駆け抜ける。 3年間という限られた活動期間の中で、ひとりひとりが成長し、輝き、そして旅立っていく。
2024年にはデビューシングル「シゲキテキ VIVID!!」で鮮烈なデビュー。
2ndシングル「CANDY TOWER」ではオリコンデイリーランキング4位を記録。
ライブパフォーマンス、楽曲、そしてファンとの近い距離感──そのすべてが、“今” という時代に新しい風を吹き込んでいる。
アニメ、コスプレ、J-POP、そしてアイドル文化──日本が世界に誇るポップカルチャーの旗を掲げ、世界へ挑む。
この一瞬にすべてを懸けて、今日もステージに立つ。
その一歩一歩が、世界中に日本のカルチャーの魅力を届けていく── 覚悟を持ったアイドル。
9月19日(金)には両A面4thシングル「ちゅちゅる革命⭐/セイシュンノカケラ」をリリース。
「ちゅちゅる革命⭐」は8月29日(金)に、矢場町駅4番出口から歩いてすぐの場所にオープンする『世界アイドル共和国』のテーマソングで、SAKURA GRADUATIONは同施設のメインアンバサダーも務める。
「セイシュンノカケラ」は名古屋モード学園との衣装コラボレーションでも話題の楽曲。
⇒HP
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