[キングダム編]Mireiはあの日、この言葉に救われた![vol.3]

Mireiはあの日、
この言葉に救われた!
-第3話-

 

キングダム

※私物

 

今日は、私が今、一番書きたいことを書こうと思う。

 

漫画、『キングダム』の53巻。

 

絶望的な戦況の中で、主人公・信が仲間たちに向けて檄を飛ばす場面。

 

「だけど飛信隊が奇跡を起こして勝ったって言いてェんだ。こんな所で終わってたまるかよ。力を貸してくれ飛信隊」

 

絶望的な状況下で毎日戦い続け、希望を失いかけている仲間たちに対して、信は語りかける。

 

泣き言でも諦めでもなく、状況の厳しさをまっすぐに受け止めたうえで、本気で、自分たちは奇跡を起こせるはずだ、まだ諦めない、勝てる、と訴える、私の大好きなシーン。

 

 

アイドルは楽しい。大好きだ。

 

でも好きだけじゃやっていけなくて、同じ夢を目指す人がたくさんいて、続けるには結果が必要で、時に”売れる”が全ての基準になる世界。

 

これまで、いろんなことを言われてきた。色んな言葉をかけてもらった。

 

「難しい世界だよね、いつか芽が出るといいね」「これ誰?」「有名になったら教えてね」「なんでこの子がアイドル?」「次はいつテレビで見れるの?」

 

悔しかった。

 

SNSで届く言葉も、応援してくれてる家族や友達、みんなの寂しそうな顔も、全部悔しくて、申し訳なくて。

 

私はよく強い人間だと思われることも多いんだけど、全然そんなことはなくて、自分のことを好きでいられない瞬間もたくさんあるし、傷ついて落ち込んでしまうこともある。

 

でも私が今、絶対に、絶対に前を向いていたい、諦めたくない、と思えるのは、まず大好きなメンバーが、「もっと大きな舞台に立てる」「もっと人気が出てもおかしくない」と思える人達が、私の隣に5人もいるから。

 

そして、そんな私たちを愛してくれて、一緒に戦ってくれている、応援してくれる君が、あなたがいるから。

 

 

冒頭に書いた信の言葉が好きだなと思うのは、その言葉から、信と飛信隊の間に強い絆があることが伝わるからだ。

 

誰でもいい訳じゃなくて、飛信隊の仲間たちを信が心から信じているから、このメンバーなら奇跡を起こせると間違いなく思えているから、この言葉が出るんだなって分かる。

 

自分1人で勝ちたいんじゃなくて、このみんなと勝ちたい。

 

君がいたから勝てた、って言いたい。

 

ひとりじゃ無理でも、一緒なら叶えられる、仲間となら進める。

 

そういう気持ちがこもっているから。だから好き。

 

奇跡は勝手に起こるものではないと思う。

 

「結局タイミング」「運が全て」という言葉は間違ってはないと思うけど、奇跡を引き起こせる場所に、奇跡を呼び寄せられる仲間と一緒に立ち続けないと意味がない。

 

だからこそ、私は、今の私たちは「奇跡の途中」にいると信じている。

 

まだ小さな存在でも、踏み出し続けることで、いつか振り返った時、みんなと一緒に「奇跡だったね」って言える未来が来ると思うから。

 

\次回は7月13日(日)21時アップ/

隔週の日曜21時更新です、お楽しみに!

 

 

プロフィール

 

みれい Mirei

・2000年8月20日生まれ
・福岡出身/名古屋在住のAB型

 

6人組ガールズグループ「SAKURA GRADUATION」のリーダー。

 

頼れるアート系女子で少年漫画と美容、ファッションやカメラ、デザインなどが趣味。

 

特に本、文章、活字が大好き、書くことも大好き!

 

学生時代には作文で賞を獲ったり学校代表に選ばれたり、公募の詩集雑誌での掲載経験なども。

 

好きな作家は太宰治、西加奈子、最果タヒなど。現在はnoteで文章を書いて発信。

 

また情報発信も大好きで、インスタのストーリーで美容や本の感想なども。

 

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●WHAT’S SAKURA GRADUATION?

 

それは「アイドルをやめる」決意から生まれた、覚悟の6人。

2023年。前代未聞のオーディション「私、今日でアイドルやめます」から誕生した、6人組ダンスボーカルガールズグループ。

“選ばれる” のではなく、“自ら残る” ことを選んだ彼女たちは、自分の言葉で、未来を切り開くことを決意した。

グループ名には、ふたつの想いが込められている。

 

ひとつは、SAKURA= 桜。

日本を象徴する、美しくも儚い花。咲き誇り、そして散ってゆくその短い命が、 見る者の心を打つように──私たちもまた、限られた時間の中で全力で咲き、世界にその美しさを刻む。

もうひとつは、GRADUATION=卒業という決意。

 

あらかじめ “終わり” が決まっているからこそ、今を全力で駆け抜ける。 3年間という限られた活動期間の中で、ひとりひとりが成長し、輝き、そして旅立っていく。

 

2024年にはデビューシングル「シゲキテキ VIVID!!」で鮮烈なデビュー。

 

2ndシングル「CANDY TOWER」ではオリコンデイリーランキング4位を記録。

ライブパフォーマンス、楽曲、そしてファンとの近い距離感──そのすべてが、“今” という時代に新しい風を吹き込んでいる。

 

アニメ、コスプレ、J-POP、そしてアイドル文化──日本が世界に誇るポップカルチャーの旗を掲げ、世界へ挑む。

 

この一瞬にすべてを懸けて、今日もステージに立つ。

 

その一歩一歩が、世界中に日本のカルチャーの魅力を届けていく── 覚悟を持ったアイドル。

 

 

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角屋昌也
NAGOYA.ライター
角屋昌也
東海エリアの女性情報誌・月刊Cheek 35年の歴史の中でも超貴重な男性編集部員。休日はフリーライターの妻とマルシェへ行ったり、カフェでのんびり過ごしたり。インスタは愛犬のモナカ(フレンチブルドッグ・玉無)一色。

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