秋のおでかけを、さらに盛り上げてくれる紅葉祭り。東海エリアで行われる紅葉祭りは、絶景ライトアップから各種イベントの同時開催など、世代・性別問わず楽しめるバラエティ豊かなラインアップ!
まずは絶対に見逃せない、11/1(金)よりイベントが開催する2大スポット、桜と紅葉を同時に楽しめる唯一無二の絶景と、例年、大人気のライトアップを紹介します!(出典:月刊Cheek)
愛知県豊田市の小原町「小原四季桜まつり」と足助町にある注目の紅葉スポットへ。桜とコラボする珍しい紅葉や全国的にも超有名な「香嵐渓もじまつり」を訪ねて、この時期にしか楽しめない小旅行に出かけましょう!
愛知県中央部の最北端に位置する豊田市小原地区。標高300m以上の山地が大部分を占め、大変のどかで豊かな自然に恵まれたエリアです。
こちらで、市民の皆さんの憩いの場として親しまれているのが『小原ふれあい公園』。園内には遊歩道が整備されていて、四季折々の風景を眺めながらのんびり散策を楽しむことができます。
そして、この公園が最も美しく彩られるのが11月です。春と秋の年2回花を咲かせる、世にも珍しい四季桜が見ごろを迎えて、公園とその周辺に植わる約300本の四季桜が満開になります!
紅葉とのコラボレーションが実現して、一面が淡紅色や白色、紅色に染まります。
11月1日(金)からは、市内4ヶ所で「小原四季桜まつり」を開催(小原ふれあい公園は11月9日(土)より)。たくさんの露店が出店して、土曜・日曜・祝日には様々なイベントも行われる予定です。この機会に、ドライブがてら、散策がてら、桜と紅葉がコラボレーションする奇跡の絶景を眺めてみてはいかがでしょう。
「小原ふれあい公園」を含む小原地区には約10,000本の四季桜があり、愛知県の天然記念物に指定されている木もあります。
四季桜はマメザクラとエドヒガンの種間雑種と考えられ、花は一重の白色または淡紅色。
イベント情報
小原四季桜まつり
豊田市足助町の「香嵐渓」は、言わずと知れた県内有数の紅葉名所です。1634年に、香積寺の第11世住職・三栄和尚が参道の川沿いや境内にスギやモミジを手植えしたのが始まりとされ、大正末期~昭和初期には住民がボランティアでモミジを大植樹。
現在はイロハカエデやヤマモミジ、ウラゲエンコウカエデ、オオモミジ、コハウチワカエデといった11種類約4000本まで増え、紅葉の時期には県内はもちろん全国から多くの人が訪れます。
一番の見ごろとなる11月からは「香嵐渓もみじまつり」が開催します。期間中は緑、黄緑、黄、橙、赤と、自然が織りなす見事なグラデーションを鑑賞できるほか、土曜・日曜を中心に和太鼓の演奏やお茶会、お囃子、パフォーマンスなどのイベントも楽しめます。
また日没から21時まで、期間中はライトアップも毎日実施します。暗がりに色とりどりの紅葉が浮かび上がり、息をのむほど美しく、幻想的な光景が目の前に広がります。
飯盛山側には「五色もみじ」と呼ばれるモミジが。緑、黄緑、黄、橙、赤のグラデーションを楽しめます。
香嵐渓の東側にある赤いつり橋、香嵐橋付近の紅葉もオススメ。
イベント情報
第64回 香嵐渓もみじまつり
2大スポット以外にもまだまだあります。令和最初の秋は、感動のワンシーンを求めて紅葉祭りへ。素敵な紅葉とエリアの象徴と言える神社仏閣が織りなす奇跡の絶景3選。どこへ行こうか迷ったときは、ぜひこちらをオススメします。(出典:おでかけ大人旅 11 東海の歴史めぐり)
尾張徳川家藩祖である徳川義直公の墓所がある『定光寺』は建武3年創建の臨済宗の寺院。室町時代後期の建築である本堂と、左甚五郎作と伝えられる彫刻のある尾張藩初代藩主義直公の廟所は国の重要文化財にも指定されています。
風格ある佇まいの境内を鮮やかにする、紅葉は11月下旬が一番の見頃です。情緒ある建造物と鮮やかな紅葉の競演を観賞しながら、じっくりと境内を散策するのがオススメ。
室町時代の後期に建造された本堂は「無為殿」と呼ばれています。歴史を感じる本堂にかかる鮮やかなモミジは東海随一の紅葉の名所と言えるでしょう。
境内西側にある高台の展望台からは、紅葉に彩られた景色と名古屋市街を一望できます。『定光寺公園』一帯は名古屋の奥座敷と呼ばれる景勝地で、四季折々の風景が楽しめところも魅力です。
定光寺
山全体が国の名勝・天然記念物に指定されている『鳳来寺山』。色彩豊かに染まる、11月下旬に訪れるのがオススメです。
1300年前に利修仙人が開山したと言われる霊山でもあり、その中腹には古刹『鳳来寺』が創建されています。
晩秋を迎えると険しい岩肌が黄金色や朱色に染まり、色彩豊かなグラデーションを魅せます。期間中は「鳳来寺山もみじまつり」や開催されるから、参道沿いの紅葉を愛でながら、のんびり散策も楽しい!
参道のライトアップも別格の美しさ。竹筒に入れた千本のろうそくを灯し、ろうそくのやわらかい灯りで表参道一帯を包みます。来場者もろうそくの点灯に参加できるから、訪れた際には記念にぜひ。
1425段の石段が続く参道です。落ち葉が作り上げる、真紅の絨毯を敷き詰めたような光景は、息を呑むほどの美しさ。緑の木々と紅葉のコントラストは見応え十分です!徐々に紅葉していくから、シーズン中は何度、訪れても異なる魅力を楽しめます。
鳳来寺
江戸の情緒漂う「うだつの上がる町並み」から車で約15分、天王山の山間にある『大矢田神社』。境内にはヤマモミジの巨木が樹林しており、社殿東側一帯が国の天然記念物に指定されています。
11月中旬から紅葉シーズンを迎えると、神社を包み込むようにヤマモミジが色づきはじめ、暖色のグラデーションが多くの人を魅了します。唐様を混ぜた和洋建築の立派な楼門と紅葉が織り成す絶景は感動的!
社殿の東側は枝が折り重なるように生い茂っているため、秋が深まると社殿が炎に包まれているような情景へと変化します。
下から上へ、山頂へ向かって徐々に紅葉が進むところも全国的に珍しく、その見事な景観から「もみじ谷」と呼ばれています。他とは違った紅葉のグラデーションを鑑賞できます。
五穀豊穣を祈願する素朴な人形劇「ひんここ祭り」も開催します(11/23)。本殿ではお参りもできるから、訪れた際はぜひ立ち寄って。
大矢田神社ともみじ谷