2024.04.04
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愛知県碧南市の碧南火力発電所に併設する「へきなんたんトピア」電力館が、2024年3月23日(土)にリニューアルオープン!『JERA museum HEKINAN』として生まれ変わりました。
2002年以来となる、22年ぶりの大規模なリニューアルを遂げ、新しくなった本施設。実際に見学してきた、その模様をご紹介します!
1992年にオープンした本施設。これまでの「へきなんたんトピア」電力館は、石炭を燃料とした電気をつくる仕組みや、電気をつくる過程での環境への配慮について学べる施設でした。
今回、碧南火力発電所4号機における燃料の20%をアンモニアに転換する実証試験を開始することを機に、展示内容が全面的にリニューアル。
碧南火力発電所を運営する株式会社JERAの国内外の事業において、2050年時点でCO₂排出を実質ゼロに挑戦する「JERAゼロエミッション2050」への道のりを体験できる回遊型施設となりました。
ゼロエミッション火力発電に挑戦するのは、世界でも初の取り組みとのこと。世界レベルの最先端な取り組みを、楽しみながら学ぶことができる、貴重な施設です!!
見学は無料!誰でも自由に見学が可能です。(団体の場合は要事前連絡)
すべての生物が平和で豊かに過ごすことができる美しい地球を次の世代につなぐため、JERAが目指す「JERAゼロエミッション2050」。そのための最新の技術やプロジェクトを、肌で感じることができるミュージアムへ、いざ出発です。
ミュージアム内は4つのゾーンに分かれ、順番にJERAの取り組みを学んでいきます。
まず訪れたのが、360度を囲むように設置された円型のパノラマシアター「ビジョンシアター」。ここでは、「JERAゼロエミッション2050」に挑戦するJERAの想いが伝えられます。
そして続く「JERA データスフィア」のゾーンへ。日本をはじめ世界各地で展開するJERAの様々な事業やゼロエミッションに向けたプロジェクトを紹介。世界視点、日本視点でのJERAの取り組みを見ていきます。
「碧南火力発電所3Dプロジェクション」では、ゼロエミッション火力発電の最前線である「碧南火力発電所」での取り組みと実現のロードマップを、発電所模型とプロジェクションマッピング映像で紹介。
そして最後のゾーン「JERA forest 2050」へ。ゼロエミッションを実現した2050年の未来の世界を表現したゾーンです。豊かな自然が広がり、四季折々の様々な野鳥が集う風景が映し出されています。
画面に近づくと鳥が寄ってきて、モニター前の双眼鏡を使って鳥を観察することが可能。観察し気に入った鳥たちは、シールにして印刷、お土産として持ち帰ることができますよ!
大人から子どもまでサステナブルな未来づくりを学べるブックラウンジや、木の温もりあふれるキッズスペース、イベントやワークショップを開催予定の多目的ホールなど。『JERA museum HEKINAN』には、4つのゾーン以外にも楽しい仕掛けが満載です。
サステナブルな未来づくりのヒントに出会える書物を厳選したブックラウンジ。大人向けから子どもが読めるものまで、幅広くラインナップしています。
ファミリーに嬉しい広々とした「キッズルーム komorebi」。木の温もり溢れる空間で思い思いに遊べます。
他にも多目的トイレやバリアフリートイレ、授乳室も完備されているので、小さなお子さん連れにも安心です。
『JERA park HEKINAN』には、ミュージアム以外にもヒーリングガーデン「JERA garden HEKINAN」やエコパーク「JERA forest HEKINAN」があります。
「JERA garden HEKINAN」は、多彩な庭園や広い芝生広場、展望台。生垣で造られた迷路「メイズガーデン」、夏場に大人気の「ジャブジャブ池」もあり、子ども連れにはたまらない!
「JERA forest HEKINAN」では、鳥たちが集う「野鳥池」を中心に、観察舎などが設置。ミュージアムの最後のゾーン「JERA forest 2050」で見つけた野鳥と同じ鳥を見つけられるかもしれません!
未来を担う最先端な発電技術を体験しながら学べる『JERA museum HEKINAN』を中心に、1日中楽しめる『JERA park HEKINAN』。サステナブルな未来について家族みんなで考えるきっかけに、ぜひ訪れてみてはいかがですか?
JERA museum HEKINAN
2024.04.04