2022.08.28
岐阜県郡上市は、古き良き風情あふれる街並みや夏の風物詩「郡上おどり」、堂々たるたたずまいの郡上八幡城など、歴史や文化が色濃く残るエリアです。
名古屋市内からも1時間30分程度で訪れることができるため、日帰り旅にもぴったり。本記事では、郡上八幡の魅力を【味わう・歩く・体験する・乗る】の4つに分けて詳しくご紹介。おいしいグルメや城下町だからこそ味わえる楽しみ方を紹介するので、ぜひ次のおでかけ候補の参考にしてみて。
豊かな自然に囲まれた郡上八幡、実は全国でも屈指のジビエ産地なんです。フランス語で「狩猟によって捕獲された野生鳥獣肉」を指すジビエは、主に鹿や猪、熊、カモ、ウサギなど。良質なたんぱく質や鉄分、ビタミンなど豊富な栄養を含み、脂肪が少なくヘルシーなので、女性にもおすすめな食材です。
そんなジビエ料理を「郡上で獲れるジビエのおいしさを知って欲しい」という想いで提供するイタリアンが『小料理レストランGu-ni』。猟師でもある店主がひとりで切り盛りするイタリアンで、郡上の豊かな自然で育まれた旬の食材やジビエをカジュアルに楽しめます。
ジビエ尽くしのコース料理は、品数や種類を希望に合わせて変更可能。春は山菜、夏は長良川の天然鮎、秋は天然茸や山栗・果実、冬はジビエなど四季の移ろいとともに旬を楽しめるのが魅力です。
写真は、「鹿の炭火焼き」秋バージョン。栗やレンコンなど旬の味覚を取り入れた見た目も美しい品が揃います。
上品でこだわり溢れる料理は、店主がセレクトする自然派ワインとも相性ばっちり。イタリアを中心に、フランス、日本、南アフリカなどの豊富なラインアップから料理に合わせたワインをセレクトしてくれます。
上質な郡上ジビエと地元産の旬の野菜、そして自然派ワインとのマリアージュをぜひ存分に味わってみて。
小料理レストランGu-ni
昔ながらの町家が建ち並び、家と道の間を水路が流れる、情緒たっぷりの『郡上八幡の古い町並み』。水の美しさと軒を連ねる古き良き町並みは、国の重要伝統的建造物にも指定されています。そんなまるでタイムスリップをしたかのような穏やかな時間が流れる町並みは、散策にぴったり。ただ散歩をしているだけで楽しい、癒やしの空間です。
町並みを散策していると、”八幡”にちなんで吉田川と長良川で採取された8万個の玉石を敷き詰めた穏やかな時間が流れる「やなか水のこみち」をはじめ、「宗祇水」「いがわこみち」などの風情ある名水スポットが点在。
清流と暮らした人々に想いを馳せながら、静かで穏やかな時間を過ごしてみて。散策中には登録有形文化財指定の『郡上八幡旧庁舎記念館』やご当地グルメなどの寄り道も忘れずに。
郡上八幡の古い町並み
『Takara Gallery Workroom』では、可愛い手ぬぐいプリント体験を。日本一の夏祭り「郡上おどり」必須のアイテム・手ぬぐいと、郡上八幡が発祥と言われる「シルクスクリーン印刷」を組み合わせたとっておきの体験を楽しめます。
シルクスクリーンとは、メッシュ状の版に孔(あな)を作って、孔の部分にだけインクを落として印刷する印刷方法。初心者の方でも綺麗に仕上がると言われているプリント方法です。
体験では、古い町並みや踊り下駄など郡上八幡ならではの柄や北欧柄、モダンな和柄などの種類豊富なデザインと色を組み合わせて、世界にひとつしかない手ぬぐいづくりを楽しめます。
スクリーン印刷された手ぬぐいのほか、トートバッグや雑貨類の販売もあるので、郡上旅のお土産選びにもぴったりです。
Takara Gallery Workroom
県内唯一の観光列車「ながら」が走ることでも知られている『長良川鉄道』。中山道太田宿として栄えた美濃太田駅を出発し、長良川をゆったり遡りながら終点の郡上八幡まで列車旅を楽しんでみましょう。
沿線には途中下車して楽しみたいスポットも多く、四季折々の絶景やご当地グルメなどを満喫しながらゆったり過ごすのもおすすめです。
なかでもロイヤルレッドの車体が目を引く観光列車「ながら」では、車内でグルメを満喫できるコースも。豊かな自然で育った岐阜の食材をふんだんに使用した地元素材が引き立つ上質な味わいを楽しめます。
車内はゆったりと車窓から絶景を眺められる設計で、水戸岡鋭治氏が手がけている特別なデザイン。長良川や季節によって景色を変える岐阜の豊かな自然を列車の中からも思う存分味わってみて。
長良川鉄道
2022.08.28