2025.07.10
本・映画・音楽で解き明かす
ジブリ誕生の秘密とは??
スタジオジブリの名プロデューサー・鈴木敏夫。その人生と創作の源泉をひもとく展覧会「鈴木敏夫とジブリ展」が「愛・地球博記念公園 体育館」で7月12日(土)から開催されます。
日本各地をめぐってきた本展は、鈴木プロデューサーの生まれ故郷で遂にラストを迎えます。ここでしか体験できない「鈴木敏夫とジブリ展」のフィナーレを徹底解説!
1948年、名古屋市生まれ。スタジオジブリ・プロデューサー。
慶応義塾大学文学部卒業後、徳間書店入社。『アニメージュ』の創刊に参加し、副編集長、編集長を務めながら、高畑勲・宮﨑駿作品の製作に関わってきました。
1985年にスタジオジブリの設立に参加し、1989年からスタジオジブリ専従。以後ほぼ全ての劇場作品をプロデュースしています。
撮影:荒木経惟
注目は、何と言っても愛知展だけの特別展示。
高さ約15mの「湯屋」とその街並みが再現された空間は、まるで「千と千尋の神隠し」の世界に迷い込んだよう。ジブリの世界観にどっぷり浸れる体験が待っています。
さらに中日ドラゴンズコーナーでは鈴木の秘蔵コレクションを公開するなど、愛知展らしい内容も。
8,800冊の本棚から見えてくるもの
読書中のカオナシなど遊び心も満載
会場に一歩足を踏み入れると、まず圧倒されるのが「鈴木敏夫の本棚」。
8,800冊の書籍がずらりと並び、中には手に取って読める本もあるので、まるで鈴木プロデューサーの頭の中を旅しているような気分になります。
中央には読書中のカオナシの姿も!
映画コーナーでは、約1万作品の映画コレクションが壁一面に。
「朝はコーヒー片手にテレビ番組表をチェックするのが日課」という鈴木プロデューサーらしい、ジャンルも年代も超えた濃厚なセレクトが印象的です。
過去の名作から隠れた一本まで、映画の歴史も伺えるコレクションをぜひ!
8,800冊の「本」、約 10,000作品の「映画」に続く第3弾で、今回、初公開となるのが「音楽コレクション」。
初めて買ったレコードから毎日聴いていたラジオ番組、友人とギターを持って歌った曲まで、音楽に育まれた鈴木プロデューサーのもうひとつの記憶が並びます。
レコードジャケットとともに、当時の空気まで感じ取れそうです。
映画の世界を感じられる
見どころ満載な空間も魅力
他にも、映画の世界が感じられる空間が随所に。
トトロがお出迎えしてくれるコーナーや約3mの巨大な湯婆婆、銭婆の口に手を入れて引く恋愛・開運おみくじなど、フォトスポットや楽しい仕掛けもいっぱい。
大人も子どもも世代関係なく、夢中になる演出ばかりです。
チケットは日時指定制
ジブリパークとのセットも
会期は7月12日(土)~9月25日(木)。火曜休館で、開館時間は9:00~18:00(最終入場17:30)です。
通常チケットは前売り1,700円、当日1,900円(ともに一般※大学生以上)。
日時指定の予約制で、午前券(~13:00入場)、午後券(13:00~入場)を用意。
前売券はオンライン(Boo-Woo チケット、ローソンチケット)またはコンビニ(ローソン、ミニストップ)で、当日券は会場で販売。前売券の販売は入場指定日の前日22:00まで。
さらに「ジブリパーク」とのセット券もあり、「ジブリの大倉庫」や「魔女の谷」などと一緒に楽しめるお得な特別チケットも販売。
「鈴木敏夫とジブリ展&ジブリパーク(ジブリの大倉庫)」と「鈴木敏夫とジブリ展&ジブリパーク(魔女の谷・もののけの里)」の2種類あり、それぞれ3,600円(一般※大学生以上)。
こちらはオンライン(Boo-Woo チケット)またはコンビニ(ローソン、ミニストップ)にて。またジブリパーク各エリアの入場時間指定、割引などの詳細は公式HPにて確認を。
ここでしか見られない
鈴木敏夫の脳内ミュージアムへ
この展覧会は、ただのジブリ回顧展ではありません。鈴木敏夫という編集者の視点から、どんなものを吸収し、どうやって世界的なアニメーションを送り出してきたのか。
作品の裏側にある“思考の道筋”に触れられる、ちょっと知的で刺激的な体験が待っています。
名古屋が誇る、最後の「鈴木敏夫とジブリ展」。この夏、ジブリの物語の源流を、思い切り堪能してください!
「鈴木敏夫とジブリ展」の通常チケットを2組4名にプレゼント。
カオナシが読書する本棚や15m級の湯屋など、とっておきのジブリ体験が待っています。
下記フォームより応募ください。〆切は2025年7月25日(金)です。
©2022 Hayao Miyazaki/Toshio Suzuki
©Studio Ghibli
イベント情報
鈴木敏夫とジブリ展
2025.07.10