2021.11.01
恋愛リアリティ番組「バチェロレッテ・ジャパン」で一躍有名となった、三重県出身の現代アーティスト・杉田陽平さんによる、東海地区初の個展が2021年10月30日(土)~11月8日(月)の期間、名古屋タカシマヤで開催!
その名も『杉田陽平展~朝起きた時、そこにアートがあれば~』。日本で最も入手困難!”完売作家”としての異名も持つ杉田さんの世界をぜひ堪能してください。
また、個展の準備のために来名されていた杉田さんご本人を直撃!現代だからこそのアートの存在意義や楽しみ方、個展の見どころなどをインタビュー!また、ナゴヤドットへの独占メッセ―ジ動画もいただきました!ぜひチェックしてください!
額縁の範囲を超えて制作された立体作品や、パレットから絵の具を剥がして作り上げた作品など、常識に捕らわれない大胆さと繊細さが共存する作品が評価され、日本で最も作品の入手が困難と言われる人気作家の1人・杉田陽平さん。
今回の個展では、計30点にのぼる新作の、展示・抽選販売を実施。会場には印象派から抽象画などジャンルも、キャンバスの大小もバラエティ豊かに取り揃えられ、見ているだけでワクワクした気持ちにさせてくれます。杉田さんの作品を間近に感じて、またすべての人がその作品を生活の一部に取り入れることができる貴重なチャンスです!
また、11月7日(日)13:00~20:00には杉田さんご本人が来場されます。お話しを聞いて、アートについて思いを巡らせてみて。
【マイページ オンライン抽選販売】
展示作品のうちの8作品は、オンライン抽選販売のみで販売します
※応募期間:10月22日(金)午前10時→11月8日(月)午後5時
※11月9日(火)に応募者へ当落メールをお送りします
【会場抽選販売】
対象商品は、会場に展示の作品(オンライン抽選販売作品を除く)
※応募期間:10月30日(土)→11月8日(月)※最終日午後5時まで
※応募方法:上記期間中、10階 催会場に設置の応募用紙に必要事項を記入のうえ、応募箱へご投函ください。
※11月9日(火)に抽選を行い、当選のお客さまへお電話にてご連絡いたします。
※ご入金場所は7階 ローズパティオ横 紳士雑貨レジ
日本で最も作品の入手が困難と言われる人気作家の1人・杉田陽平さんが作り上げる、この個展のテーマについてや、アートへの向き合い方などお話しを聞きました。
杉田:僕は今、画家として15年目。美大を卒業しても、10年、20年と、フルタイムで画家として活動できる人の割合って0.01%くらいなんです。さらに僕は「売れる絵」として描いているのではなく、描きたい絵を好き放題に描いている。そしてそれを求めてくれる人がいる。それってすごく珍しくて奇跡の人なんです。
僕は現代アーティストと呼ばれますが、僕からしたらお客さん自身もアーティスト。今後価値が上がるかも下がるかも分からない現代に生きる画家の絵を、生活必需品でもないのに購入して部屋に飾ってくれるのですから。
ですが、そういった生きる上で絶対に必要というわけではないものに対して、自分にとっての価値を見出してモノを購入するって、とても大事なことだと思うんです。現代というのは、ネットで疑問を投げかけたらすぐに何かしらの答えを提示してくれる時代です。そんな中でも自分で問いを作り、自分なりの答えを出していく。価値のないものに自分なりの価値を見つけてモノを購入するということは、ただ日用品を買った時と満足度が大きく異なるんです。
地元である東海エリアでの初の企画展でもありますし、今回の個展のタイトルには、そんな僕が日頃からテーマとしている、「日常にアートがあるということがどうゆうことなのか」ということを全面に押し出したものにしたいと思いました。一方的に世界観を押し付けるのではなく、お客さんも共犯者になって、一緒にアートの価値を作っていく、そんな空間になればと思います。
杉田:今回取り揃えた作品は、大きな作品から小さな作品、印象派のような作品から抽象画のような作品まで。様々なスタイルを横断している作品を見ることができるのが、見所の一つだと思います。
僕はもともと自由に好きなように絵を創作していますが、昨年の「バチェロレッテ」の出演の影響で、より自由になれたと思っています。現代アートというと、ピュアで自由な世界だと思われがちかもしれませんが、実際はそうでもなくて。どんなことにもあるものですが、暗黙の了解や慣習があるんですよね。
普通だと、その慣習を重んじる方々から嫌われないように、、と制限されるものなのですが、僕には番組に出演し、偶然僕や僕の絵を好んでくれるファンの方たちができました。僕にはそのファンの方達がいる。もっと自由にやっていいよと後押ししてもらえる。自由に思いのままに創作活動ができる、これこそ本来のアーティストだというものになれたのは、番組出演のとてもいい影響でした。
最近は企業とのコラボや、番組のコメンテーターなど、仕事の幅が増えてきています。「バチェロレッテ」を見て、ではなく、他の仕事がきっかけで声をかけてくれることも多く、そんな繋がりが増えていくことがとても楽しいです。
そして結果的には、僕をきっかけに、アートって面白いな、アーティストって面白い人たちなのかもしれないな、と思ってくれる方が少しずつでも増えてくれたら嬉しい。若い方で「はじめて現代アートを買いました」っと言ってくださる方もいるんですよ。何事も最初が肝心ではあるので、僕のアートでガッカリしてしまわないよう、身が引き締まる思いでもあります。
また、自分と同じように、全ての画家さんにも自由になってほしいなと思いますし、それ以外のすべての生きている人にも自由になってほしいなと思います。くだらないものや、トレンドではないもの、日用品ではないものを買うのもそのまた一つ。
僕がまだ生きているアーティストだということは、今後僕の絵の価値が上がっていくのか、下がっていくのか、資産となるのか、ただのインテリアとなるのか分からないということ。今後どうなるかわからない、というのは今生きている画家の絵を買うことの醍醐味なんです。そのエキサイティングな生活を僕と一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。
11月2日(火)には、「バチェロレッテ・ジャパン」で杉田さんとともに最後の2人まで残った黄皓さんとのスペシャルトークショーが開催されます!
参加したお客さんは、杉田さん、黄さんとの記念撮影も予定しているそう。(記念撮影時間:トークショー終了後~午後4時頃の間)参加は抽選となるので、応募要項は公式サイトをご確認ください。
日時:11月2日(火)午後2時~2時30分
場所:JRゲートタワーカンファレンスルーム
定員:50名
※記念撮影のお時間については、こちらで指定をさせていただきます。
※カメラはご自身でお持ちください。
※トークショーの参加には、事前抽選の結果、当選番号の記載された「トークショー抽選参加券」が必要
1983 年三重県生まれ。2008 年武蔵野美術大学造形学部油絵科卒業。美大在学中から数々の賞を受賞。作品は鮮やかな色彩が特徴で、キャンバスにとどまらず
様々な画材を多角的に捉え活かした表現が多い。抽象画や具象画など、幅広く野心的な作品を作り出し、見ている者をその世界観の中に引き込む。SNS の総フォロワー数は、16 万人を超え、若い世代からの人気も高い。
イベント情報
杉田陽平展~朝起きた時、そこにアートがあれば~
2021.11.01