2024.01.01
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名古屋から少し足を延ばして、、、2024年 初詣に行きたい神社仏閣をご紹介!
今回は、数多くある神社仏閣の中でも、美しい苔や大楠、天空のロケーションなど、心洗われる美しい絶景が拝めるスポットを12スポット厳選しました!一生のうちに一度は訪れておきたい、願いを叶える旅へ出発です!
日本神話の中で天照大御神がお隠れになった天の岩屋が、天より飛来し現在の姿になったと言われている戸隠山。そのふもとに鎮座する『戸隠神社』は奥社、中社、 宝光(ほうこう)社、九頭龍(くずりゅう)社、火之御子(ひのみこ)社の五社からなります。
平安時代後期からは山岳信仰の一大霊場としても栄え、比叡山、高野山とともに「三千坊三山」と呼ばれたほど。山中は門前町として整備され、奥社参道にそびえる樹齢400年以上の杉並木が、 かつての威厳と悠久の歴史を今に伝えます。 一之鳥居から奥社までの五社を巡る、片道約 12 · 5 k m の戸隠古道トレッキングも人気!
『戸隠神社』では、元旦~1月8日(月)の期間、一年のうちこの時期だけの「内拝殿特別祈祷」が行われます。訪れた際は中社の授与所窓口で受け付けを。 ※2日午前・7日終日を除く
戸隠神社
長野県、諏訪ICから車で約40分、それから車山高原リフトに乗り換えゆったりと山を登ること約15分。山頂駅から少し歩いた先にあるのが、標高1925mの車山山頂に佇む『車山神社』です。
たった4本の御柱で囲まれたのみの、シンプルな出で立ちの御社と鳥居からなるこの神社。周囲には幾重にも折り重なる山々を見渡す天空の大パノラマが広がり、神秘的な空気が一帯を包み込みます。
そんな『車山神社』、湿原や花畑をめぐる高原ハイキングとともに楽しむことができる春~秋に訪れるのももちろんいいけれど、実はいま最もホットなのが冬。
冬季は『車山高原SKYPARKスキー場』が営業しているので、スキーやスノボーなどウィンタースポーツと合わせて訪れるのが常だったけれど、ここ最近はゲレンデを利用しない方でも冬の車山を楽しめるようにと「山頂往復券」を販売。誰でも山頂まで登ることができるようになりました。
360度の白銀の眺望とともに、新年が良き年となるよう祈願するため、ぜひ足を運んでみては?
※雪山展望リフト山頂往復券1,700円。
車山神社
恐竜で有名な福井県勝山市にある神社をご紹介。それは深く濃い緑の苔に埋め尽くされ、通称“苔宮”とも呼ばれる『平泉寺白山神社』。養老元年(717年)に奈良時代の僧である泰澄が開いたと言われています。
その一面の緑の景色はなんとも美しく、まるで上質なじゅうたんが敷かれているかのよう。
霊峰・白山の信仰拠点として、最盛期の戦国時代には日本で最大規模の宗教都市として繁栄したと伝えられるその歴史も納得の圧巻の世界が広がります。
そしてこの神社の魅力は拝殿や境内だけでなく、そこに至るまでの参道も見逃さずに堪能したいところ。
あの源義経と弁慶が立ち寄ったとか、木曽義仲が戦勝祈願をしたとか、そんな歴史上の偉人をはじめ幾千もの人々が通ったのかと思いを馳せながら、鳥居から続く圧巻の石段を一段一段登る時間は何とも尊い時間に感じます。
近年、発掘調査によりまだまだ多くの関連遺跡が発見されているので、今後の新たな歴史の解明を心待ちにしながら、2024年の始まりを迎えてみるのもいいかも。
※冬季の拝観の際には雪道を想定し、長靴や防寒対策の準備を推奨しております。
平泉寺白山神社
三重県伊勢市、二見浦海岸に鎮座している『二見興玉神社』は、縁結びや夫婦円満、また交通安全の守護神として信仰されている神社。海面には、夫婦のように寄り添う大小の岩「夫婦岩」が顔を出し、その姿を一目見ようと訪れる方も多いのではないでしょうか。
よく見ると小さな鳥居が掲げられたこの岩は、海の中に鎮む祭神・猿田彦大神縁りの霊石「興玉神石」と、『伊勢神宮』に祀られる天照大神を拝するための鳥居とみなされています。
神宮参拝の前には二見浦の海水で心身を清める“浜参宮”という古くからの習わしがあったことから、現在でもお伊勢参りの前にこの『二見興玉神社』に参拝するというツウな方が多いそう。
友人や家族に得意げに、そんな参拝ルートを提案するなら、「興玉神石」から採取した「無垢鹽草」を社務所で授かることを忘れずに。不浄のお清めの御守りにすれば、良き新年がきっと送れるはず!
“無事かえる”“貸したものがかえる”“若がえる”といったご利益のある「二見蛙」の置物を見たり、縁起のいい授与品選びをしながら、楽しい初詣を過ごして。
二見興玉神社
三重の山あいにある『飯福田寺』は、 薬師如来をご本尊として大宝元年に開創された霊場で、修行の場を意味する行場と薬師堂をはじめとした3つの堂宇(どうう)の総称です。鎌倉時代から修験者たちの修行の場となってきましたが、明治以降は一般の人も入山できるように。
自然が作った厳しい行場には、巨大な奇石や怪石が散在し、命綱なしで登る岩場もあります。中途半端な気持ちでは登れないハードな道のりながら、その途中で見られる景色はまさに絶景。『飯福田 寺』の周辺約30 万㎡は県の名勝にも指定されています。入山前には、必ず受付で入山心得を聞いて、名簿に記帳するのがルールです。
12月31日午後11時~「大晦日祈願護摩供」、11時40分~「除夜の鐘つき」が開催されます。
伊勢山上 飯福田寺
噴火する富士山を鎮めるために富士山を御神体として祀ったのが始まりとされる『富士山本宮浅間大社』。全国に1300余ある浅間神社の総本宮です。富士山の南麓に本宮があるほか、富士山の8合目以上は同社の境内地で、山頂には奥宮が鎮座。2013年に『富士山』がユネスコ世界文化遺産に登録されると、その構成資産としてさらなる注目を集めています。
合わせて訪れたいのが、同じく 世界遺産の構成資産のひとつであ る『山宮浅間神社』。『富士山本宮浅間大社』の起源となる神社で、 富士山信仰の大神が祀られたとされています。
富士山本宮浅間大社
およそ1300年前、和銅3年に実在されたとされる『來宮神社』は、熱海を代表するパワースポット。神社を訪れる多くの人を魅了するのが、 樹齢2100年超えと言われる大楠です。江戸末期までは「木宮明神」と称されていたほど木に宿る神への信仰が厚く、大楠をひと回りすれば寿命が1年延び、願いごとを心に込めてひと回りすれ ば叶うという、健康長寿や心願成就の言い伝えが。近年では「紡來の縁」という展望スペースもオープンしました。
また長い時を経ても衰えず、1年を通して力強く緑を茂らせる様子から、子孫繁栄の象徴ともされています。夜には大楠周辺と境内が幻想的にライトアップされ、夕闇の中に息づく自然の温もりを心静かに感じられます。
元旦当日には、9時から「元旦祭」が開催。吉凶を占うおみくじはじめ、願掛け絵馬など授与品も多数用意されています。
また、1月8日(月・祝)13時~は「境内どんど焼き」、1月14日(日)11時~「サンビーチにてどんど焼き」が開催。火の災がないこと、健康長寿を祈るお祭りで、正月の飾りを焚き上げ、紅白の団子を焼きいただきます。
來宮神社
東海随一の霊山と言われる秋葉山を神体山と仰ぎ、日本全国で約400社を数える『秋葉神社』の総本宮。火災消除、家内安全、厄除開運、商売繁盛、工業発展のご利益があると信仰されています。標高866mの上社本殿前からは遠州平野や遠州灘の壮大な眺めを一望。幸福を象徴する黄金の鳥居が輝き、鳥居越しに神秘的な天空を望む、見事な絶景を楽しむことができることも特徴の一つです。
秋葉山の一帯は天竜奥三河国定公園に指定。山麓の坂下から山頂へ上る表参道は東海自然歩道として整備され、ハイカーにも人気です。江戸時代の秋葉詣に思いを馳せながら、天空の絶景を目指してみて。
秋葉山本宮 秋葉神社
飛鳥時代の7世紀に始まる歴史を有し、眼下に駿河湾が広がる標高216mの久能山に位置する『久能山東照宮』。1617 年、徳川家康を祀る初の神社として創建され、現存する 14 棟の文化財建造物の全てが国宝または重要文化財に指定されています。特に2010年に国宝に指定された御社殿は素晴らしく、建築技法と芸術は、日光東照宮をはじめとする全国の東照宮建築のひな形的な存在となっています。
久能山東照宮
静岡県・伊豆半島の最先端に近い南東部、下田市にある9つの海水浴場のうち、『白浜中央海水浴場』と『白浜大浜海水浴場』の真ん中あたりに位置しているのが、通称『白濱神社』。正式名称では『伊古奈比咩命神社(いこなひめのみことじんじゃ)』で、2400年以上もの歴史をもつ伊豆最古の神社です。
縁結びと子授けの神とされる伊古奈比咩命、商業と漁業の神とされる三嶋大明神、その三嶋大明神の随神である見目、若宮、剣の御子という計5柱の神が祀られるこちら。
境内には本殿や拝殿のほか、「縁結び神社」や「目の神社」「子育て神社」など、多くの見どころを発見することができます。
中でも忘れてはならないのが、神社裏に広がる太平洋の眺め!名古屋人にとってはなかなかお目にかかれないほどの透き通るエメラルドグリーンの水面は、まるで南国リゾートに訪れたかのような美しさ。
「大明神岩」と呼ばれる大きな岩には赤鳥居が佇み、青い空海とのコントラストを楽しむことができます。
刻々と変化をする自然と鳥居の共演は、なんだか眺めているだけで心洗われるかのようで、どれだけでも見ていられそう。また1年頑張ろう、と決意表明を心に物思いにふけるにはぴったりの場所かもしれません。
白濱神社(白浜神社)
方角や方位から受ける災いを防ぐ、方除けや厄除けにご利益がある『日吉大社』。およそ2000年以上も前から比叡山のふもとに鎮座する、全国3,800余りある日吉・日枝・山王神社の総本宮です。神様の使いとして魔除けの象徴にもなっている「神猿(まさる)」には❝魔が去る❞との意味が込められ、おみくじやお守りなどの授与品も人気を集めています。
絶景スポットとなるのが、京阪電鉄石山坂本線・坂本比叡山口駅から「山王鳥居」へと続く「日吉馬場(ひよしのばんば)」。四季折々の木々や、小高い場所から見下ろす琵琶湖を一望できます。
日吉大社
全国に450以上の末寺を待つ天台真盛宗の総本山『西教寺』。趣が異なる4つの名園をはじめ、琵琶湖と朝日の素晴らしい眺望など見どころ満載の寺院です。
このお寺、聖徳太子が恩師である高麗の僧慧慈・慧聡のために創建。室町時代末期には念仏の道場として栄えたと言われています。戦国時代、織田信長による延暦寺焼き討ちで焼失した後は、明智光秀が復興に尽力したことから、明智一族の菩提寺でもあります。本殿横には明智光秀一族の墓があり、1日も途絶えることなく念仏が唱えられています。
ハイライトは宗祖大師殿の正面に立つ唐門から望む、朝日と琵琶湖のコラボレーション!明智光秀も眺めていたといわれている琵琶湖に、朝日が昇る絶景は一見の価値あり!
1月1日~3日は拝観料が無料となります。
西教寺
伊豆最古の御社に続いて紹介するのは、滋賀県高島市に位置する近江最古の大社。地元の人々より“白鬚さん”“明神さん”という愛称で親しまれる『白鬚神社』です。
社名からも想像できるように、延命長寿や長生きの神様として知られ、その他にも縁結び、開運招福、学業成就など、人の営みすべてのご利益があるとされることから「導きの神」と言われています。
湖中の朱塗りの大鳥居で知られ、自然の変化が織りなす鳥居と湖面のコントラストはいつ訪れても素晴らしい!
特に紫色や橙色のグラデーションに染まる朝焼けの時間帯は何とも言えない美しさ。その佇まいから「近江の厳島(いくつしま)」なんて呼ばれることもあるのだとか。
そもそもこの社殿の創建は、第11代垂仁天皇の頃で、今から約2000年も前。現在の姿は豊臣秀吉の遺命により造営されたものだそう。祀られている御祭神の猿田彦命(さるたひこのみこと)は白髪で、長い鬚(ひげ)を蓄えた老人の姿であったことが社名の由来となっているそうで、そんな背景を調べながら参拝すればもっと初詣が楽しくなりそう。
幅広いご利益がある神社なので、年の始まりに訪れるにはきっとベストなスポットです!
※国道は大変危険なため、横断禁止。湖中の鳥居・琵琶湖の景観は「藍湖白鬚台(おうみしらひげだい)」をご利用ください。
白鬚神社
滋賀県大津市の中心部、琵琶湖にほど近い『近江神宮』 は、開運みちびきの神や産業文化、学問の神として崇敬が深い場所。御祭神は日本で初めて水を利用した「漏刻 (ろうこく)」をつくった天智天皇です。また、小倉百人一 首の巻頭の歌を詠んでいることで知られ、競技かるたの世界を描く映画「ちはやふる」の舞台にもなりました。
近江神宮
2024.01.01