2022.12.01
SDGsの認知度が高まる中で、注目したいキーワードが「アップサイクル」。
最近よく見たり、聞いたりするという人も多いのでは?
“環境問題”や“ごみ問題”と聞くと、少し身構えてしまうかもしれませんが、実はアップサイクルはとても身近なもの。
もしかすると、あなたも知らないうちにアップサイクルに取り組んでいるかもしれませんよ。
「アップサイクル」とは、捨てられるはずだった廃棄物や不用物を、デザインなどの力でものの価値を高め、新たな商品に生まれ変わらせること。
「ものを大切に使う」「ものの価値を無駄なく最後まで使う」という、今注目のサスティナブルな考え方なのです。
実は、身近にあふれているアップサイクルアイテム。「え、これもそうなの!?」と驚くようなアイテムもたくさん!あなたが普段お買い物しているあのショップにもあるかもしれませんよ。
実際にお店やネットで購入できる、アップサイクル商品を紹介します!
プライシクルサコッシュ4,000円(POCO UP POCO)
フィリピンのゴミ問題解決と女性所得向上を目指すプロジェクトで、ビニールゴミを洗浄・裁断・熱圧着したプライシクルシートを使ったサコッシュ。一つ一つ色柄が違います。
プライシクルパスケース3,300円(POCO UP POCO)
サコッシュと同じプライシクルシートを使ったパスケース。愛知大学の学生団体SEEDの皆さんとの共同開発により商品化しました。
※取扱店:サコッシュ・パスケースともに「ほほほ 星が丘テラス店」
※POCO UP POCOは株式会社大醐の自社ブランド
▶︎株式会社大醐の公式ホームページはコチラ
▶︎ほほほ星が丘店Instagram @hohoho_hoshigaoka
ピアス・イヤリング3,630円〜(sabolon)
「”可愛い”で地球を守る」をコンセプトに、海洋プラスチックを素材にしたハンドメイドジュエリーのブランド。すべてが手作りの一点ものジュエリーです。
▶︎sabolonの公式ホームページはコチラ
▶︎Instagram @sobolon3695
MULTIPURPOSE BAG(マルチパーポスバッグ) S 1,430円/M 1,980円/L 2,970円(commpost<コンポスト>)
株式会社アーバンリサーチが廃棄衣料をアップサイクルしたサステナブルマテリアル・プロダクトブランド。植栽の鉢カバー・ゴミ箱・ステーショナリー収納など、ユーティリティーな使い勝手が魅力です。
iPhone CASE X / XS / XI各1,800円(commpost<コンポスト>)
プラスチック製品の企画販売を行う「株式会社 河島製作所」の協力により誕生したiPhoneケース。私たちが使い終えたcommpost製品は店頭で回収し、再び新たなcommpost製品に生まれ変わります。
▶︎commpostの公式ホームページはコチラ
▶︎Instagram @ur_commpost
染めなおした服 各1,990円(ReMUJI)
古着回収した服の中から、“まだ着られる服”を藍色・黒などに染め直すことで、新たな価値を持つ商品に再生して販売。同じ仕上がりのものは一つとしてない、世界に1着だけの服になります。
※取扱店:名古屋名鉄百貨店、イーアス春日井店の他、国内13店舗
▶︎ReMUJIの公式ホームページはコチラ
▶︎Instagram @muji_global
F52 MIAMI VICE各19,800円(FREITAG)
スイスの紙の買い物袋に着想を得たショッピングバッグ。役目を終えたトラックタープ(幌)で作られていて、唯一無二のデザインが魅力。丈夫で防水性に優れ、見た目以上に大容量です。タープの裏面を逆転した新モデルの「REAL RIP OFF」は、タープ裏側の“ストラップを剥がした跡”が特徴的。
SLEEVE FOR LAPTOP 各14,800円〜(FREITAG)
クッション性のあるインナーライニングをタフなトラックタープ(幌)で包み込んだデバイス用の保護スリーブが、大切な精密機械をしっかりと保護。個性的なルックスも特徴です。
▶︎FREITAGの公式ホームページはコチラ
▶︎Instagram @freitaglabjp
美容乳液 50mL 4,620円/100mL 7,920円(Earth∞You<アースアンドユー>)
海外で話題のスキンケア成分「レスベラトロール」がぶどうの樹に含まれていることに着目。ぶどうの栽培時に取り除かれて普段は捨てられるはずの枝葉や弦から高濃度に抽出し、天然由来成分100%かつ世界基準の「COSMOSオーガニック認証」取得の美容乳液にアップサイクルしました。
▶︎Earth∞Youの公式ホームページはコチラ
▶︎Instagram @earth8you
アップサイクルと似た言葉に「リメイク」「リサイクル」「リユース」などがあります。それぞれの違い、あなたはわかりますか?
リメイクは「作り直す」という意味で、不用品に手を加えて再び使えるようにするという点ではアップサイクルと同じ。しかし、リメイクは手を加えた後の製品の価値は問いません。例えば、穴の空いた衣類に布を当てるなどして異なった雰囲気にするのリメイク。リフォームに近い言葉だと言えます。
リサイクルは「再生利用」のことで、廃棄物を一度資源に戻してから製品として再生します。例えば、牛乳パックからトイレットペーパーを、ペットボトルから衣類を作るのはリサイクルです。
リユースとは、不要になったものをそのままの形で再び使うこと。使わなくなった衣類や家具などをフリーマーケットやネットオークションなどに出して、他の人に使ってもらうことなどが挙げられます。
▶︎コーヒーかすで作る消臭剤
コーヒーを淹れたときに残るコーヒーかすは匂いを吸収する効果があります。しっかりと乾燥させて、綿の袋やお茶パックなどに入れれば消臭剤に!
▶︎空き瓶や空き缶をインテリアグッズに
空き瓶や空き缶を捨てずにペイントを施すなど、ひと手間かければおしゃれなプランターや花瓶に変身。お部屋を彩るインテリアになります。
アップサイクルは「ごみの減量」にとても有効な手段です。そのため名古屋市は、アップサイクルを通してごみの減量を目指すのはもちろん、「ものを大切に使う」という意識を向上するため、様々な取り組みを行っています。
これまで、アップサイクルを体験できる様々なイベントを開催してきました。
▶︎名古屋ダイヤモンドドルフィンズ ドルフィンズスマイルデー
名古屋を本拠地とするプロバスケットボールチーム「名古屋ダイヤモンドドルフィンズ」の協力で使わなくなったバスケットボールをキーホルダーにアップサイクル。
▶︎環境デーなごや2022
100名を超える多くの来場者がアップサイクルを体験!海に流れ着いたプラスチックをモザイクアートに、不要になった紙をペーパービーズに、靴下の端材をカラフルなコースターにアップサイクル。
気軽にアップサイクルを体験できるのは嬉しいところ。これからも新たなイベントが開催される予定なので楽しみですね♪
名古屋市では、アップサイクルの認知度アップのため、オリジナルのポスターやロゴを制作!見かけたら、ぜひチェックしてみて。
また、公式インスタグラムではイベントの案内や、アップサイクルについて楽しく知ることができる4コマ漫画も投稿しています。
▶︎Instagram @plasticfree_758
大量生産・大量消費の時代から、持続可能なモノづくりの時代へとシフトする中で、注目されているアップサイクル。アクションを起こすためには、知ることから始めるのが大切!
気になる人は、こちらで紹介しているアップサイクル商品や名古屋市役所のホームページをぜひご覧ください。
▶︎名古屋市役所ホームページ「Do You Know UPCYCLING?? -アップサイクルってなんだろう??-」
2022.12.01