全ての力を出し切った最新· 最高の『オリジナル· ラブ』サウンド
90年代から活躍を続ける田島貴男さんの「オリジナル・ラブ」が今年の2月、約4年ぶりとなる待望のNEWアルバムをリリース。ジャズやヒップホップなど各界のトッププレイヤーとともに、自身も最高傑作と語る最新の「オリジナル・ラブ」サウンドを作り上げた田島貴男さんにインタビュー!
―4年ぶりのNEWアルバム「blessYou!」がリリースされました。まずは率直な感想を。
作詞、作曲、プロデュースまで全て自分でやって、力を使い果たした感はあります。たくさんの人達と関わり、イメージも膨らんで、自分の能力ぎりぎりいっぱいのことができた気がしています。
―周囲の評判、ご自身の手応えは?
音楽好きの人や各媒体・メディアからの評判も良く、30年近くやってきて最高のアルバムができたと思います。今の時代にもフィットして、幅広い年代の人から反響のあることが嬉しいですね。「オリジナル・ラブ」の全ての力を出し切ったアルバムです。
―アルバムの制作で特に意識したことは?
“人生賛歌”をキーワードに、制作過程でより広がり、深くなっていく感覚で、全ての制作が終わり、最終的につけたアルバムタイトルが「blessYou!」。自分と皆さんの、人生、命に祝福があるように願いを込めて作りました。イヤホンではなくスピーカーでぜひ聴いてほしいです。
― オープニング「アクロバットたちよ」から最新の「オリジナル・ラブ」サウンド全開です。
イントロのジャズギター、70年代ハードロックにソウルと、自分の好きな世界を並べた曲です。ドラマチックな曲になったと思います。―こちらのビデオでは、8ミリフィルムカメラで自ら撮影・編集・製作も行っています。フィルムカメラが好きで、フィルム写真が動いたら面白いというアイデアから。映像については無頓着で、あまり興味なかったのですが、カメラを始めてから好きになりました。ジャケット写真は、仕事の休み時間に近所を散歩していたときに撮影。偶然ベストショットの瞬間とめぐりあって急いでシャッターを切りました。ハマりすぎると音楽より写真にパワーがいきそうなので少し控えています(笑)。
― ジャズギターの渡辺香津美さんやラッパーのPUNPEEさんなどゲストプレイヤーも豪華です。
ジャズ界のトップギタリストと、ヒップホップの新進気鋭のアーティストが一緒に参加しているアルバムは、スリリングで豪華だと思います。
―渡辺香津美さんは「空気ー抵抗」で、存在感のあるプレイを披露しています。
ジャズに影響を受けた曲で、渡辺香津美さんがギターソロで参加しています。本当に素晴らしい演奏で、現場も盛り上がりました。リズム録りが終わった後、自分で自分の曲のファンになるぐらい(笑)。PUNPEE君は夏フェスでコラボしたことがあって、彼の「MODERNTIMES」は一昨年の日本のアーティストで一番好きなアルバムです。PUNPEE君とふたりで歌詞を共作してラップを入れた「グッディガールfeat.PUNPEE」も、素晴らしい仕上がりで早く皆さんに聴かせたかったから、シングルで先行配信。SNSはじめ盛り上がり、ファンからの反響もすごかったですね。
―6·7月は全国ツアーで、名古屋では7月13日(土)にダイアモンドホールでライブがあります。
「blessYou!」の世界をライブで表現するツアーになります。アルバムとライブでは表現が違うから、自分自身もすごくワクワクしています。ぜひ皆さんも遊びに来てください。
『bless You!』
通常盤(CD)¥3,240 ビクターエンタテインメント
約4年ぶり18枚目のオリジナルアルバム。90年代の作品群から連なり、さらなら前進を続けて生グルーヴを得たファン待望の最新作。現在のシーンにフィットするサウンドに黄金の「オリジナル・ラブ」サウンド全開で贈る“人生讃歌”。 初期メンバーにツアーメンバー、豪華ゲストミュージシャンも多数参加しています。
ORIGINAL LOVE
1987年前身バンド「レッドカーテン」から「オリジナル・ラヴ」に改名※現在の表記は「オリジナル・ラブ」。88年には並行して「ピチカート・ファイヴ」に加入(90年まで)。91年アルバム『LOVE! LOVE! & LOVE!』でデビュー。代表作はシングル「接吻」「プライマル」、アルバム「風の歌を聴け」など。6・7月には「“bless You!”Tour」を開催。名古屋は7月13日(土)に名古屋ダイアモンドホールです。