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11月開業間近!ジブリパーク内覧会、全貌を徹底レポート!大倉庫、地球屋など見どころ紹介

© Studio Ghibli

 

2022年11月1日、愛知県長久手市、愛・地球博記念公園(モリコロパーク)内に、第1期整備エリアがついに開園する『ジブリパーク』。第1期整備エリアとは、メインエリアとなる「ジブリの大倉庫」をはじめ、「青春の丘」「どんどこ森」の3エリア。自然いっぱいの公園内にちりばめられたスタジオジブリの世界を満喫することができます。

 

10月12日・13日にはメディア向けの事前内覧会が実施されました。編集部も一足お先にその様子を見学してきたので、その様子をお伝えしたいと思います!

 

パークのメインエリア『ジブリの大倉庫』

 

まず訪れたのが、ジブリの秘密がいっぱいつまったメインエリア『ジブリの大倉庫』。建物の中に生まれたふしぎな町には、企画展示や、子どもたちが遊べる部屋、映像展示室、カフェやショップなどが盛りだくさんです!!

 

企画展示「ジブリのなりきり名場面展」

 

入口より入ってすぐ。目を引くのが、数々のメディアでも取り上げられ、注目を集める企画展示「ジブリのなりきり名場面展」。ジブリ作品の登場人物になりきり、名場面の中に入り込める体験型の展示です。

 

 

「千と千尋の神隠し」や「天空の城ラピュタ」「平成狸合戦ぽんぽこ」など、全13作品、14コーナーがあります。記念撮影に多くの人が並びそう!”この場面はどんな場面だったっけ”と会話しながら楽しんでくださいね。

 

「千と千尋の神隠し」場面写真。この場面の千尋になりきって写真撮影を!© 2001 Studio Ghibli・NDDTM

 

編集部もたくさん記念撮影をしてきましたよ!「平成狸合戦ぽんぽこ」

 

「崖の上のポニョ」

 

「思い出のマーニー」

 

企画展示「食べるを描く。」増補改訂版

 

そのほかにも楽しい企画展示が用意されています!こちらは『三鷹の森ジブリ美術館』で2017~18年に開催されていた企画展示が増補改訂版として登場!

 

 

ジブリ作品の中に登場する数々の美味しそうな食べ物にフォーカスを当て、なぜ美味しそうに見えるのか、その秘密を紐解く展示となっています。

 

最新作「アーヤと魔女」の資料も追加されているので注目です!食べ物に注目してジブリ作品を見返したくなる、展示が満載!

 

「千と千尋の神隠し」に登場する屋台など、様々なジブリ作品の展示もあり、見ごたえたっぷり!

 

 

企画展示「ジブリがいっぱい展」

 

博覧会でもおなじみでしたが、世界中から集めたジブリ作品のポスターや、映像・音楽パッケージ、書籍などが一堂に展示された「ジブリがいっぱい展」。スタジオジブリの打ち合わせスペースを再現した「トトロ・バー」もあり、ファンにはたまらない空間です!

 

トトロ・バー

 

ねこバスもいました!

 

行き先は「ジブリパーク」!!

 

大倉庫内の至る所にはジブリ作品にまつわる展示がたくさん!!

 

企画展示のほかにも、『ジブリの大倉庫』にはまだまだ見どころがたくさん!至る所にジブリ作品にまつわる展示が施されています!

 

中央階段のタイル装飾に、ジブリにまつわるキャラクターを発見!

 

中央階段の頭上には、「天空の城ラピュタ」のオープニングに登場する全長約7mの「空飛ぶ巨大な船」も飛んでいます!

 

「天空の城ラピュタ」に登場するロボット兵も必見!

 

 

「千と千尋の神隠し」の湯婆婆がいる「にせの館長室」を発見!!仕事に没頭している姿を外から覗くことができます。よく見ると千尋の契約書も!!

 

 

「借りぐらしのアリエッティ」の床下の家も覗くことができます。すべてのものが大きくて、まるでアリエッティになった気分に!!家を出ると、大きな草花が咲き誇る小人の庭へ・・・。フォトスポットとして人気を集めそう!

 

「借りぐらしのアリエッティ」場面写真 © 2010 Studio Ghibli・NDHDMTW

 

「床下の家」への入り口

 

アリエッティの部屋を覗けます

 

外に出ると、小人の庭へ。

 

そのほかにも、『三鷹の森ジブリ美術館』の企画展示や、国内外の展覧会で展示した制作物・造形物などを保管している「公開倉庫」もあります。

 

ファミリーにオススメなスポットも満載!

 

『ジブリの大倉庫』内には、スタジオジブリがある東京・小金井市周辺のちょっと昔の街並みや乗り物などをモチーフにした遊び場「子どもの街」や、「となりのトトロ」の世界を表現した子どもたち向けの遊び場「ネコバスルーム」など、子どもたちが楽しめるスポットが満載!

 

「ネコバスルーム」には、この部屋でしか出会えない、可愛いデザインのネコバスや、子どもサイズの「サツキとメイの家」、大きな木の中にトトロが眠っている様子も見ることができますよ。

 

「子どもの街」では、身体と頭を使って思いきり遊びまわれます。

 

ネコバスルーム

 

可愛いデザインのネコバスと遊べます

 

大きなトトロも!

 

ネコバスルームの外観

 

また、懐かしい雰囲気が漂う商店街「南街(みなみまち)」も。書籍を取り扱う「熱風書店」や、模型・プラモデルが揃う「大空模型」、駄菓子屋さん「駄菓子 猫かぶり姫」が立ち並びます。

 

それぞれスタジオジブリにまつわるラインナップで、”どうしてこの商品が?”と店員さんに聞きながら見て回るのが楽しい!実際に商品を購入することができますよ!

 

懐かしい雰囲気が漂います

 

一つひとつのお店に立ち寄ってみて。

 

映像展示室オリヲン座

 

施設内 2階中央に位置する、席数約170席を設ける「映像展示室オリヲン座」。東京の『三鷹の森ジブリ美術館』だけで上映されているスタジオジブリ制作の短編アニメーションが上映されます。

 

開園時の上映作品は『くじらとり』

 

ミルクスタンド シベリ・あん

 

小腹が空いたら立ち寄りたい!オリジナルデザインの瓶で提供される牛乳と、「コクリコ坂から」にも登場するカステラであんこを挟んだお菓子 シベリアを販売しているミルクスタンド「シベリ・あん」。

 

瓶のデザインもかわいい!

 

作品にちなんだお菓子をいただこう

 

他にもメニューがあります。

 

併設カフェ「カフェ 大陸横断飛行」

メインの建物の隣に位置しています。

 

大倉庫を探検した皆さんが翼を休めるようにとカフェも併設。長距離飛行のパイロットが操縦しながら片手でとる食事をイメージしたというメニューは、サンドイッチやピザなどのラインナップが中心です。

 

カフェ外観

 

席もたっぷり用意されています。

 

メニューの一例をご紹介!こちらはナポリタンを挟んだ「ナポリタンサンド」650円

 

「生ハムとチーズのサンド」800円

 

「しかくいピザ 味噌カツ」900円

 

「あんバターのサンド」650円

 

ナポリタンや味噌カツといった名古屋ならではの斬新なメニューも!この日はサンドイッチが9種類、ピザが5種類、スイーツ系のサンド・ピザが5種類用意されていました!

 

提供されるサンドイッチなどには、宮崎駿監督が描いたというオリジナルイラストの旗が立っていて、どの旗が出てくるかは注文してからのお楽しみだそう!!

 

ジブリの大倉庫ショップ 冒険飛行団

 

最後まで見逃せない!!『ジブリパーク』のオリジナル商品を数多く取り揃えるショップです!

 

今回オリジナル商品を多数用意しているということで、ここでしか購入できないものばかりなので、要注目です!プライスカードに”ジブリパーク”と書かれているものがオリジナル商品なので、チェックしながらお買い物を楽しんでくださいね!

 

「ネコバスルーム」のネコバスデザインのぬいぐるみが可愛い!

 

メインビジュアルを使用したグッズも多数!

 

こんなかわいいぬいぐるみやクッションも、、、!

 

「千と千尋の神隠し」のキャラクターがプリントされたタオルと水鉄砲、桶がセットになった「浴用タオルセット」も可愛い!

 

「耳をすませば」を表現した『青春の丘』

『ジブリの大倉庫』を大満喫した後、訪れたのが『青春の丘』エリア。

 

「耳をすませば」で登場した「地球屋」、「猫の恩返し」に登場した「猫の事務所」、既存エレベーター施設を改装した「エレベーター塔」の3つから構成されています。

 

「耳をすませば」に登場する「地球屋」

 

メインとなるのが「耳をすませば」で主人公・月島雫が立ち寄るアンティーク家具や時計の修理・販売を行う店「地球屋」。建物前は劇中と同じくロータリー広場となっており、ロータリーの真ん中には高さ約13mのヒマラヤスギがそびえ立ちます。

 

「耳をすませば」場面写真 © 1995 柊あおい/集英社・Studio Ghibli・NH

 

周りには、ベンチのあるバス停や公衆電話ボックス、郵便ポスト、「鈴木」と書かれたあの表札のついた門構えなども!

 

3階建ての建物で、中に入ると、アンティークの家具や機械仕掛けのからくり時計、人形や木馬などが置かれています。映画の一場面を思い出しながら中をゆっくり見学してみて。

 

からくり時計が動く様子も必見です

 

バロンももちろんいます!

 

1階には登場人物の天沢聖司がバイオリン制作を学んでいた工房も!

 

カントリーロードを歌う一場面が目の前に広がるようです!

 

天沢聖司のノートを発見!

 

地球屋で販売しているはがきや切手を購入して、ロータリー広場の郵便ポストから手紙を出すことも可能だそうですよ!とても記念になりそうですよね。

 

テラスからは、公園を見渡すことができるので外も出てみてくださいね。

 

「猫の事務所」

 

同じくロータリー広場に設置されている「猫の恩返し」に登場する「猫の事務所」も必見!!猫サイズで建てられた建物の中には、ミニチュアサイズの家具や小物が置かれ、映画に登場するバロンとムタのくつろぐ様子を覗くことができます!!街灯も小さくてかわいい!!

 

 

エレベーター塔

 

「天空の城ラピュタ」や「ハウルの動く城」に代表される19世紀末の空想科学的な世界観をもとにしたデザインに生まれ変わった「エレベーター塔」も『青春の丘』エリアの要素のひとつ。公園利用者の誰でも利用が可能です。

 

「となりのトトロ」の世界をイメージした『どんどこ森』

最後に訪れたのが、既存の建物「サツキとメイの家」をはじめ、「となりのトトロ」の昭和の景観をイメージしたエリア『どんどこ森』。エリアは少し離れているので、園内を走るバスに乗って訪れることをオススメします!

 

『どんどこ森』に行くまでの道のりはとっても自然豊か。

 

どんどこ処

『どんどこ森』の入口にまず登場するのが、休憩所「どんどこ処」。オリジナルラベルのラムネや、傘や手ぬぐい、帽子など、季節に合わせた商品が販売されています。

 

 

ここまでは公園に訪れた方誰でも立ち寄ることができますよ!

 

サツキとメイの家

 

そこから足を進めて訪れたのが「となりのトトロ」の主人公姉妹が暮らす民家「サツキとメイの家」。2005年開催の愛・地球博(愛知万博)のパビリオンのひとつとして誕生し、『ジブリパーク』でも引き続き公開されます。

 

「となりのトトロ」場面写真  © 1988 Studio Ghibli

 

劇中の設定に合わせ、昭和10年代の建築様式や、昭和30年代の生活様式を踏まえ造られているので、ほんとうにとってもリアル!今でもここにサツキとメイが暮らしているかのような、そんな雰囲気が漂います。

 

建物内の引き出しや扉は開けることができ、細部まで行き届いたこだわりを随所で感じます。

 

メイちゃんが覗いたあのバケツも!

 

あの階段も!

 

お父さんの書斎もあります。

 

表札には「草壁」の文字が。

 

どんどこ堂

 

「サツキとメイの家」の裏山の山頂に位置する「どんどこ堂」へ。豊かな自然の中に整備された散策路を登り向かいます。

 

足の不自由な方や小さな子ども連れの方のためにスロープカーも設置されているのが嬉しい。

 

 

たどり着いた先には、高さ約5mのトトロの木製遊具が中央に!小学生以下の子ども限定で中に入って遊ぶことができます!

 

隣には売店があり、ここでしか購入できないおみくじやキーホルダーが販売されているのでお見逃しなく!!

 

気になるチケット情報はこちら

『ジブリパーク』の内容をたっぷりお届けしましたが、いかがでしたでしょうか??

 

魅力たっぷりの『ジブリパーク』。入園するには、日時指定の予約制チケットの購入が必要となるのでご注意を。

 

購入はオンラインチケット販売サイト「Boo-Wooチケット」や、全国のローソンやミニストップ店頭の「Loppi(ロッピー)」より可能です。

 

各エリアにより料金が異なり、それぞれ予約が必要となるので、公式サイトをご確認の上、事前にしっかりと予定を立ててから訪れることをオススメいたします!

 

まだあるお楽しみ!無料で楽しめるエリア外にも、スタジオジブリの秘密がいっぱい!

公園にふらりと立ち寄った方にオススメ!『ジブリパーク』の開園にあわせて、エリア外にも無料でスタジオジブリの世界が楽しめるスポットが誕生します!散策の合間に覗いてみて。

 

ロタンダ風ヶ丘(公園北口)

玄関口となる公園北口に、物販・飲食施設「ロタンダ風ヶ丘」がオープンします。

 

ショップでは公園で遊べるおもちゃや、オリジナルグッズ、世界の駄菓子、ジブリグッズ等、幅広い商品が取り揃えられます。

 

カフェテリアでは、おにぎりや甘味を提供。愛知県産品も揃うそう!

 

ジブリ作品のオブジェと並んで座れるベンチ

 

公園の園内各所に、新たにベンチが設置されます。そのうちの15基には、”スタジオジブリ作品に登場するキャラクターが置き忘れたアイテム”をモチーフとしたオブジェが置かれています。「これは誰のアイテムだろう?」そんなことを考えながら時間を過ごしてみて。

 

稲楼門(とうろうもん)

 

『ジブリの大倉庫』から『どんどこ森』へ向かおうとする道すがら、大きな門構えが印象的な「稲楼門」。かつて名古屋市内にあった「旧料亭稲本」の楼門を移設・復元したもので、「千と千尋の神隠し」に登場する「油屋」を彷彿とさせます。門の奥にはあのキャラクターも、、、!ぜひ覗いてみて!

 

第2期でオープンするのは『もののけの里』と『魔女の谷』

第1期でも満足感たっぷりですが、第2期のオープンも見逃せません!第2期でオープンを予定している『もののけの里』は2023年秋、『魔女の谷』は2024年3月の開園を予定しているそう。今からとっても待ち遠しいですね!

 

最新の情報は、『ジブリパーク』の公式サイトをご確認くださいね!

店舗名:ジブリパーク

住所:愛知県長久手市茨ケ廻間乙1533-1愛・地球博記念公園内

電話番号:0570-089-154(株式会社ジブリパーク)

営業時間:(平日)10:00~17:00
※長期休暇期間は9:00~17:00
(土日・休日)9:00~17:00

定休日:火曜(祝日の場合は翌平日、長期休暇期間は営業) ※その他年末年始、メンテナンスなどによる休業日あり

公式サイト:https://ghibli-park.jp/