NAGOYA.(ナゴヤドット)

予約の取れない日本料理店、笠原将弘氏の『賛否両論 名古屋』。若い人にこそ知ってほしい、その魅力!

春は桜、夏は新緑、秋は紅葉と、季節を楽しみながらの散策、そして大切な日の食事など、心彩る時間を過ごすことができる「ナゴヤ セントラルガーデン」。

有名シェフのレストランやショップが揃う中、異彩を放つのが『賛否両論 名古屋』。この特徴的な屋号には、“万人に好かれなくていい。自分の料理とやり方を好きだと言ってくれる人が来てくれれば…”という想いが込められています。

 

広々とし開放感もありながら、一度見たら忘れない店構えの外観。

 

『賛否両論 名古屋』は、恵比寿の本店と並ぶ唯一の直営店。2013年のオープンより来店したお客さんを虜にし続ける、その秘密やこだわりはどこにあるのか?店主でありマスターの愛称で知られる店主の笠原将弘さんにお話を伺いました。

 

マスターこと店主 笠原将弘さんにインタビュー

 

美味しいのは当たり前、どれだけ“楽しい”を感じてもらえるか?

―『賛否両論』のこだわりについて教えてください。

笠原将弘「一言で表現すると“敷居の高くない日本料理屋”で、和食界のユニクロを目指しています。日本料理を食べ慣れていない若い方にも、“おまかせ”で身をゆだねてもらいたいので、あえてコースのみとし10,000円以上のコースは作らないようにしています。低価格で良いものをご提供する、そのために高価な食材ばかりではなく、一般的にスーパーなどで手に入る食材を多く使っています。料理人が丁寧に手間をかけることで美味しく仕上げ、お客様に満足していただくことにこだわっています」

 

ー若い方にも本物の和食を楽しんでもらいたいということですね。

笠原将弘「そうですね。それと美味しいは当たり前で、お客様に楽しんでもらわないとダメだとも思っています。子どもの頃に友達と遊んだ帰り道、“今日の晩ごはんは何かな?”と思いを巡らせた、あの頃のワクワクをお食事で感じてもらいたいので、お料理のお品書きは用意しておらず、お召し上がっていただく直前までのお楽しみとさせていただいております。日本酒の仕入れにもこだわっていまして、日本酒専門の酒屋さんとタッグを組んでいます。お料理ごとにお酒がすべて変わりますので、瓶を席までお持ちして説明しながら飲んでいただいています。おちょこもたくさんある中から、好きなものをお客様に選んでもらい、楽しんでいただくなど様々な工夫をしています。いつ、そして何度ご来店しても、ディズニーランドに行った時のように、感動していただけるよう、2週間ごとにコースのメニューもガラっと変えています」

 

常に旬を意識しながら軸はぶれることなく変化させていく

ー8月からのコースはどんなお料理を提供されますか?

笠原将弘「夏真っ盛りなので、鱧(ハモ)やイサキ、鮎であったり、トウモロコシやズッキーニ、加賀太キュウリなどの夏野菜を中心とした食材を使用し、暑くて食欲が落ちる季節なので、酸味などの要素を加えさっぱりとしたお食事を用意しています。日本酒やワインもこだわっており、お客様から好評です。夏ということでおいしくビールが飲めるお料理もラインナップしておりますので、ご期待ください」

 

ー『賛否両論 名古屋』はどんなシチュエーションに使いやすいお店ですか?

笠原将弘「若い方のデビューやデートに使ってもらえればと思っています。日本料理って、こんなにオシャレでカッコイイ!と思っていただけると思いますし、スタッフも気さくな接客を心掛けていますので、安心してご来店ください。食事をしながら会話もしやすいですし、ご家族でも使いやすいお店だと思いますので、家族三代で来ていただいても満足していただけると思いますね」

 

7500円のランチコースをご紹介

『賛否両論 名古屋』、ランチは4500円と7500円、ディナーは7500円と9500円のおまかせコースのみです。

こちらでご紹介しているものは初夏のメニューで、実際の8月からのコースメニューとは異なりますので、あくまでもコースのイメージとして参考にしてみてください。

 

食材、食感、風味にこだわった大人気の「先付け八寸」

 

「ホタテとオクラのしんじょ」

 

鮎を干して揚げてキモはお酒で炊くなどこだわり満載の「鮎の一夜干し」

 

「煮穴子のビールころも揚げと万願寺とうがらしのおかき揚げ」

 

「新生姜と釜揚げシラスの炊き込みご飯」

 

九条ねぎと梅のあんがかかった「蒸し物」

 

器や盛り付けにもこだわった、見た目にも美味しいお料理がおまかせのコースとして提供されます。

提供されるメニューは、いただく直前までのお楽しみとなっています。席で待っている時間もワクワクできます。

 

名古屋店を任される、愛知県一宮出身の丹下陽介 料理長

料理人になる前はユニクロの店長でしたが、当時から笠原さんの料理本を熟読。名古屋店の開業時、憧れの笠原さんのもとで料理を学ぶことを熱望して弟子入りした丹下陽介料理長。名古屋店を切り盛りしながら、メディア出演や市町村とのコラボなども定期的に実施し、「和食給食応援団」として中部地区の小中学校で家庭科の授業も行っています。

 

 

「恵比寿本店の32席に対して、名古屋店は45席あります。建物もゆったりした作りでお庭も広くて、お客様にゆったりと食事を楽しんでいただけます。また来たい!と思っていただける演出でおもてなしさせていただきます」と丹下料理長。

 

12名の個室があり、様々なシーンで利用が可能。

 

ライブ感ある調理の様子を見られるカウンター席。

 

カウンターやテーブル席もあり、ゆったりと食事を楽しむことができます。

 

 

日本料理の奥深さ、四季のある日本に生まれて良かった、そう感じさせてくれ、何度でも訪れてみたくなる『賛否両論 名古屋』。

予約はなかなか取れないですが、遠方から訪れるお客さんも多いので、名古屋近郊に住んでいる人は是非とも来店してみてください。

店舗名:賛否両論 名古屋

住所:名古屋市千種区高見2-1-12 ナゴヤセントラルガーデン

電話番号:052-753-7677

営業時間:ランチ/11:30~・13:30~
ディナー/18:00~21:30(最終入店19:00)

定休日:月曜日・第2&第4火曜日(祝日の場合は営業、翌日休み)

公式サイト:https://www.sanpi-ryoron.com/