竹中直人監督×山田孝之監督×齊藤工監督 の共同制作ということで、注目を集めている映画『ゾッキ』。今作は、天才漫画家・大橋裕之の幻の初期作集「ゾッキA」「ゾッキB」の実写映画化!撮影は大橋氏の生まれ故郷である、ここ東海エリアの愛知県・蒲郡市でロケが敢行されました。
3月27日(土)には、愛知県横断舞台挨拶が敢行!竹中直人監督×山田孝之監督×齊藤工監督 に加え、〈幽霊のような女〉を演じた松井玲奈さんも登壇されました。今回はその模様を一部お届け!
3月27日(土)舞台挨拶レポート
竹中さんは、この作品を作るきっかけについて「2018年5月。 前野朋哉と一緒に舞台をやっていて、彼の楽屋を訪ねて行ったとき、冷蔵庫の上に置かれていた〈ゾッキA〉〈ゾッキB〉を見つけたんです。借りて読んでいたらその中の一コマが衝撃的で、とても映像に撮りたいと思ったのが、この映画が生まれたきっかけでした。」と語りました。
その印象的な一コマを演じたのが、松井さん。
「松井玲奈さん声色と体の線が頭に浮かんで。この役をやってもらうなら松井さんだって思ったんです。特殊メイクまでしてくださって、現場に現れた姿は何も言うことなしでした。うわすっげ!本物だ!って。」(竹中さん)
「スキンヘッドの白い女をやらないかと言われた時、これ??って思ったんですけど。こんな面白い役、人生で2度とないと思ったので、絶対やりたいですと伝えさせていただきました。出演する中で、ガラスを踏むシーンがあるのですが、“踏んでいいガラス“と言われても、ガラスを踏むってすごい勇気がいることで。足を乗せてパキパキパキって音が鳴る瞬間に、刺さっちゃったらどうしようという気持ちと、すごく気持ちいいい音だなという感情がぐちゃぐちゃになって、複雑な感情になったのが思い出です。」(松井さん)
そのほかにも個性的なキャラクターばかりが登場するこの作品。キャスティングについても各監督が語られました。
「斉藤組では、九条ジョーさんが演じた伴くんという役。この漫画から浮き出たようなキャラクターをよく見つけたなって思いました。山田組では、龍平(松田龍平)で来たか〜って。自転車に乗ってる龍平がスッと現れた瞬間、圧倒されましたね」(竹中さん)
「僕も、とあるシーンで物語がシンクロする交点があるんですけど、そのコンビニでの松田龍平さんの佇まいには圧倒的な説得力を感じましたね。自分は〈伴くん〉という物語を担当させていただいたんですけど、ものすごく影響を受けました。竹中組のキャスティングも凄すぎて、竹中ピストルさんと倖田來未さんのペアとか、自分ではキャスティングできないなと思いましたね。」(斉藤さん)
大橋裕之さんの漫画「ゾッキA」「ゾッキB」を原作に作られた今作。それぞれがお気に入りのシーンを相談しながらどこを撮るか決められたそうで、その答え合わせはエンディングロールに表記される。
「自分が撮った話以外にも好きなシーンがいっぱいあって、この作品がヒットしたら「ゾッキ2」なのか「続ゾッキ」なのかぜひやりたいですね。そしたらまた僕たちで殴り合ってエピソード選びをしたいと思います(笑)。」(山田さん)
最後に各監督からの挨拶で舞台挨拶が締めくくられました。
「映画を作るって、タイミングと運だと思うんです。スタッフやキャストなどこれだけ素敵なみんなのタイミングが合って映画を作ることができて、僕にとっては最高の時間だったので、きっと皆さんにとっても素敵な時間となる映画になったと思います。」(竹中さん)
「舞台挨拶をするとき、上映後の方がそこにいる人たちが何をしたかっていうのがわかるので盛り上がると思われているのですが、今日5回の舞台挨拶、唯一上映前に行っているこの舞台挨拶が、不思議なことに一番盛り上がってる。つまりそういう映画です、という多少のハードル下げを今お願いします。」(山田さん)
「この話す順番のプレッシャーに耐えられないな‥。 この原作を読んだ時、これは他人事じゃなくて自分事だなと思う瞬間がありました。それは性別年齢それから国籍を超えた何かが、このゾッキという作品の世界にはあって。この3監督だったり豪華キャストの方達とか、ちょっと門構えが派手な映画だと思うのですが、皆さんの心の中にある身近な何かを描けているんじゃないかなと思っています。」(斉藤さん)
コラボイベント“ゾッキの日“
2021年4月2日(金)全国公開の日が着々と迫っているなか、3月20日・21日に映画『ゾッキ』と蒲郡市のコラボレーションが決定!イベント“ゾッキの日“が開催されるとのことです!
→4月18日に延期となりました
全国公開に先駆けて先行上映の実施や、監督たちが登壇する舞台挨拶・トークショーなど、とっても豪華!チケットはすでに発売中です。気になるイベントの詳細・チケット情報は下記をチェックして!
イベント当日には、竹中直人監督、山田孝之監督、齊藤工監督、柳ゆり菜氏、川上奈々美氏、原作者・大橋裕之先生が蒲郡市を訪れ、映画『ゾッキ』の先行公開&舞台挨拶を実施!!そのほかにも、美術展・衣装展、グッズ販売、各種イベントの実施など、蒲郡の街がゾッキ一色となる2日間がやってきます。
【イベント内容】
※イベント内容は延期に伴い変更しております
・『ゾッキ』先行上映
・ボートレース蒲郡
(オープニングセレモニー、特別レース「ゾッキカップ」※3/19~3/23開催、ゾッキコーナー衣装展・美術展設置)
・ラグーナテンボス「ラグナシア」
(スペシャルトークイベント、開催記念打ち上げ花火パフォーマンス ※3/20開催 ※詳しくはラグーナテンボスHPにてご確認ください)
・映画グッズ販売
・ロケ弁・ゾッキメニュー販売
・ロケ地巡りツアー・ヘリコプターでの蒲郡遊覧飛行
など
【先行上映について】
開催:2021年3月20日(土)、21日(日)
チケット販売:2021年2月25日(木)抽選開始
上映劇場:
①蒲郡信用金庫 本店(蒲郡駅徒歩 5 分)
②蒲郡市生命の海科学館 (蒲郡駅徒歩 7 分)
③蒲郡市民会館 中ホール(蒲郡駅徒歩 6 分)
④蒲郡市民会館 大ホール(蒲郡駅徒歩 6 分)
⑤蒲郡クラシックホテル (JR 蒲郡駅南口タクシーで 5 分)
⑥蒲郡商工会議所 (蒲郡駅徒歩 7 分)
⑦ラグーナテンボス アートシアター(蒲郡駅より無料シャトルバス 15 分)
⑧ラグーナ フェスティバルマーケット南駐車場(ドライブインシアター)
※上映スケジュール、チケット販売情報など詳細は、蒲郡市観光商工課シティセールス推進室 HP にてご確認くだ さい。
映画『ゾッキ』ってこんな映画
映画『ゾッキ』
2021年4月2日(金)全国公開!
3月20日(土)蒲郡市先行公開!
3月26日(金)愛知県先行公開!※一部劇場を除く
今日も地球は[秘密と嘘]で回っている。
ある女は、[秘密は大事に、なるべくたくさん持て]と助言する祖父が告白した、秘密の数に腰を抜かす。ある男は、あてがないというアテを頼りに、ママチャリで“南“を目指す旅に出る。ある少年は、成り行きでついた[嘘]をきっかけに、やっとできた友だちから“いるはずのない自分の姉“に恋をしたと告げられ、頭を悩ませる。ある青年は、今は消息不明の父と体験した幼い日の奇妙な出来事を思い出していた。そして、日々なんとなくアルバイトに勤しむひとりの少年は、“ある事件“が海の向こうの国で起こったことを知るー。
【監督】
竹中直人 山田孝之 齊藤工
【原作】
大橋裕之「ゾッキA」「ゾッキB」(カンゼン刊)
【出演】
吉岡里帆 鈴木福 満島真之介 柳ゆり菜 南沙良
安藤政信 ピエール瀧 森優作 九条ジョー(コウテイ) 木竜麻生
倖田來未 竹原ピストル 潤浩 松井玲奈 渡辺佑太郎
石坂浩二(特別出演)
松田龍平
國村隼
【配給】
イオンエンターテイメント
©️2020「ゾッキ」製作委員会
【公式サイト】
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